開催時間 |
10時00分 - 19時00分
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休み |
火曜日
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クリエイター在廊 |
有
作家在廊日 2023年12月16日(土) |
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
アートスペース油亀
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒700-0812 岡山県
岡山市北区出石町2丁目3-1 |
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最寄り駅 | 岡山 |
電話番号 | 086-201-8884 |
加藤祥孝の作品に出会ってから10年あまりの月日が流れた。
我々には、今日まで常に抱いてきた一貫としたイメージがある。
森の奥に潜んでいる美しい湖を前にしたときに感じる「静寂」とした雰囲気が、それだ。静けさ、穏やかさ、森閑とした様。目の前にあるうつわの楚々たる趣き。
決して派手に主張はしないのに、美しさに心を捉えられて、一歩も動けなくなり、気がつけば時が止まったかのような「静寂」なる時間が流れている。これほどまでに奥ゆかしいうつわを他に知らない。
だからこそ、油亀で初の個展となる本展では、今まで彼のうつわに感じてきた「静寂」をコンセプトに掲げたい。他に比類のない「静寂」をもたらすうつわしか成し得ない、唯一無二の情景を伝えるために。
◆作品の内容
油亀の数々の企画展において、常に圧倒的な人気を誇ってきた陶芸家、加藤祥孝。満を持しての初個展となる今回では、今までの企画展では見ることができなかった作品が多数登場。企画展ではテーマが存在するゆえに、彼が生み出すうつわの一端しかお届けすることができない。無論、その一端が他の追随を許さぬほどのクオリティゆえに、個展を待ち望む人々が後を絶たないのだ。まさに待望の結晶と言える本展では、加藤祥孝が今現在、その手で生み出すことができる作品が、あますところなく登場すると言っても過言ではない。
飯碗、そば猪口、マグカップ、スープカップ、カフェオレボウル、鉢、皿、花器など、人気の作品群を中心に発表。一つ一つの仕上げの細やかさはもちろんだが、何と言っても「型」から作られた作品に注目してほしい。思い描いたうつわのイメージを「型」に起こし、その「型」でうつわを作る。これこそ加藤祥孝の持ち味であり真骨頂。植物の木々から生まれた灰釉作品を筆頭に、粉引、独特の灰色の風合いが珍しいグレー粉引、侘び寂びのごとき色が味わい深い山葵粉引など、ひとつひとつの作品が持つ色のグラーデションも必見である。
本展では加藤祥孝がこれまで歩んできた陶芸の道の集大成であり、未来への中継地点。渾身の力を振り絞った作品、約700点が集結。
※作品はすべて展示販売いたします。
※お子様から大人まで、どなたでもご来場いただけます。