開催時間 |
11時00分 - 18時00分
13:00 ~14:00 :昼休憩 |
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休み |
日曜日,月曜日
休廊: 日、月 ※冬期休廊:2022年12月24日- 2023年1月10日 |
入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
この情報のお問合せ |
info@gyfa.co.jp
担当:仲野 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒650-0022 兵庫県
神戸市中央区元町通3-9-51 2F |
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最寄り駅 | 元町 |
電話番号 | 078-391-1666 |
このたびギャラリーヤマキファインアートでは、2022年12月3日から2023年2月3日まで、「狗巻賢二 ’22 Study」展を開催いたします。ギャラリーヤマキファインアートでの3年ぶり4回目となる本展では、《ある種プリミティヴな観念的時空》シリーズ(白い作品シリーズ)に連なる新作と、近年狗巻が継続して取り組んでいる自作のローラーを用いた新作を中心に、80年代の貴重なドローイングや、墨壷を用いた平面作品をご紹介いたします。
狗巻賢二は1943年大阪に生まれ、70年頃に発表したガラスを立てかけたように見える糸の作品や、針金を用いた立体作品によって、もの派のアーティストのひとりとして注目を集めました。ミニマル・アートを日本の風土に根ざして解釈、構成した作品は、「第10回日本国際美術展:人間と物質」(1970年、キュレーション:中原佑介)や「第8回パリ青年ビエンナーレ」(1973年)に出品されるなど、この時代の最も重要な指標のひとつとして高く評価されています。70年代半ばからは平面作品で発展的に思考を重ね、方眼紙の方形を色鉛筆で塗り分けた作品や、水彩絵具の淡い色彩で色面を描き分けた作品など、作者の息づかいや繊細なゆらぎを感じさせる独創的な作品が生まれました。美術評論家の中原佑介に「線主義」と呼称されたように、狗巻は一貫して「線をひく」という単純な行為の繰り返しが結果=表現としてあらわれる作品を制作し続けています。
本展では、「線をひく」という行為に対して、直感と衝動を通じてより直接的に迫った意欲作を展観いたします。現代を鋭く見つめる狗巻は、素材や技法の実験を行いながら、「人間と物質」の今日的な関係を模索し続けています。新たな展開を見せる新作を、是非この機会にご高覧くださいませ。
ギャラリーヤマキファインアート