「命をつなぐ」 ―マグナムの写真家が見たエイズ治療の最前線―
開催概要
- 会期
- 2010年09月05日 〜 2010年09月22日
- 会場
- 有楽町朝日スクエア/ギャラリー (東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)
- 参加クリエイター
- Jonas Bendiksen / Jim Goldberg / Steve McCurry / Alex Majoli / Paolo Pellegrin / Gilles Peress / Eli Reed / Larry Towell
- ジャンル
- 写真
- タグ
- 写真
開催内容
途上国のエイズ対策支援にあたる世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)と世界的な報道写真家の集団マグナム・フォトの共同制作による写真展が、本年9 月に東京で開催されます。本展では、マグナム所属の写真家8 名が9 カ国のエイズ患者を同時並行的に取材し、エイズ患者の命と人生に劇的な変化をもたらしたエイズ治療のインパクトを、550 点の作品を通してご紹介します。
わずか30年足らずの間に、世界で3000万人もの命を奪ってきたエイズに、近年「静かなる革命」と呼ばれるほどの変化がおきています。1990年代半ば、複数の抗レトロウィルス薬(抗HIV薬)を併用した新しい治療法が始められたことにより、先進国では、エイズは「死の病」から「慢性病」へと劇的な変貌を遂げました。しかし、エイズ患者の大半が住む貧しい国には、高価な薬を買う資金がなく、また治療を支える保健医療体制も不十分で、患者には治療へのアクセスがありませんでした。急拡大するエイズの流行を食い止めようと国際社会が動き出したのは、21世紀を迎えようとする頃のことです。日本も含む先進国や世界基金などの国際機関が、発展途上国におけるエイズ治療の実現のために支援を開始したことで、この数年、アフリカやアジアの貧しい国でもエイズ治療が可能になり始め、何百万人もの命が救われるようになってきました。
しかし、一人ひとりの人生にエイズはどのような影響を与え、治療にアクセスできたことで何が変わったのでしょうか。マグナムの写真家たちは、その微妙で複雑な、非常にパーソナルな状況をドキュメントするために、治療を受ける前と、治療開始から数ヵ月後の36 人の患者たちの姿を取材しました。そこには、数ヶ月前までベッドに横たわっていた人々が、治療を開始したことにより元気を取り戻し、たくましく生きる姿が鮮やかに表現されています。同時にまた、治療の開始が遅すぎて命を落とした人々のストーリーも語られています。これまであまり語られることのなかったエイズ治療の最前線を捉えた作品は、われわれ人類 がエイズとの闘いのどこに位置するか、鋭く私たちに訴えてきます。
* 本展では、anti-retroviral treatment(抗レトロウィルス治療) を 「抗HIV 治療」の呼称で統一しています。
総作品数 555 点 (映像を含む)
撮影場所と写真家
ジョナス・ベンディクセン - ハイチ
ジム・ゴールドバーグ - インド
スティーブ・マッカリー - ベトナム
アレックス・マヨーリ - ロシア
パオロ・ペレグリン - マリ
ジル・ペレス- - ルワンダ
イーライ・リード - ペルー
ラリー・タウェル - 南アフリカ/スワジランド
過去の開催: ワシントンDC、パリ(以上2008 年)、マドリード、オスロ、ローマ、オークランド(以上2009 年)、ベルリン(2010 年)を巡回。
ウェブサイト: http://www.theglobalfund.org/html/accesstolife/en (現在は英文のみ。会期にあわせて和文版開設予定)
関連イベント: 詳細は決まり次第ホームページなどにて発表します