1947年、レオンフォルテに生まれ、2015年、トリノにて死去。
サルヴォことサルバトーレ・マンジョーネは、シチリアで幼少期を過ごし、1956年に家族と共にトリノに移った。当初、人物画や風景画を制作したが、のちにアルテ・ポーヴェラ運動に関わるようになった。コンセプチュアル・アートの影響を受けたサルヴォは、アーティストの役割を探求し、様々な人物を装って演出を施した一連のセルフポートレートを制作した。1970年代からは具象画に焦点を移し、心象風景や時間の経過を強調し、鮮やかな自然や都市を描いた特徴的な作品群を生み出した。
ドクメンタ5(1972)や第41回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1981)などの国際展に多数参加したほか、2007年には故郷トリノのGalleria Civica d’Arte Moderna e Contemporaneaで回顧展を開催した。
近年はサルヴォへの注目がいっそう高まっており、ローマ現代アート美術館での回顧展(2021)をはじめ、欧米各地の美術館やギャラリーで彼の作品が紹介されている。
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