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展覧会 ⽇本・オーストリア友好150 周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの世界 の評価5のレビュー

2019年11月26日 20時19分17秒kurikonobu@yahoo.co.jpさん

ハプスブルク家といえば、マリー・アントワネットを思い浮かべる女性が多いと思いますが、今回の私のお目当ては、「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」でした。 子どもの頃読んでいた少年少女世界名作文学全集の表紙に描かれていた「王女マルガリータ・マリア(?)の肖像」という絵は、私には忘れられない絵でした。 今思えば、それは「ラス・メニーナス」の一部を切り取った絵ではなかったかと思われるのですが。。。 その彼女に会えるとあって、わくわくしながら出かけました。勿論アントワネットも皇妃エリザベトも美しかったのですが、マルガリータの愛らしさは際立っていました。21歳で亡くなりますが、幸せな結婚生活だったとの解説にほっとしました。驚いたのは、私の大好きな「亡き王女へのパヴァーヌ」という曲が彼女を悼んで作られた曲だということでした。 マクシミリアンI世の肖像画家から始まり、美しい皇妃エリザベトの肖像画で終わったハプスブルク展。個性豊かな方々の肖像に600年という時間を、しばし忘れてしまいました。スペインやオーストリァに行ってみたくなる、展覧会でした。

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