自然素材、深みのある染め色、シンプルなデザインを目指してます。柿渋とは青い渋柿を砕いて絞り1年以上発酵させたもので、少し粘りのある茶褐色の液体です。しずく糸では京都や三重の製造会社から取り寄せて制作しています。柿渋液に布を浸けて染めたあと日に当てる作業を数回続け、約1カ月で濃い色に染め上げます。柿のタンニンが酸化して色が濃くなるほか、布が固く丈夫になります。鉄媒染をした焦げ茶色や、藍との重ね染めもあります。
染めた後1年間位は酸化が進み少しずつ色が濃くなります。一方、布がこすれた部分は色が薄くなり、また最初の頃よりも布全体が柔らかくなるなどジーンズのように風合いが変化していきます。柿渋染めには布を育てる楽しみがあります。 しずく糸・高橋静子
作品ブランド名 |
しずく糸 |
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