拡張するファッション

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会 期
20140222日 -  20140518
開催時間
9時30分 - 18時00分
入場時間は17時30分まで
休み
月(ただし5月5日(月・祝)は開館)
入場料
有料
一般800円、前売・団体(20名以上)600円、中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※一年間有効フリーパス 「ハイティーンパスH.T.P.」1000円/対象15歳以上20歳未満、「おとなのパス」2500円/対象20歳以上
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
水戸芸術館
情報提供者/投稿者
開催場所
水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所
〒310-0063 茨城県
水戸市五軒町1-6-8
最寄り駅
水戸
電話番号
029-227-8111

詳細

展覧会内容

「ファッションは季節ごとに最新の流行情報を与えるシステムだ-これまで多くの人に、ファッションはそう受け止められてきた。新作コレクションや流行情報の量が圧倒的なあまり、人々はそこに自分の思考を挟むことを、機械的に阻止してしまってきたのかもしれない。でも実は、ファッションを入口にして、さまざまなことを語ることができる。」
                                                   (林央子著『拡張するファッション』より)

 1990年代は資生堂『花椿』誌の編集者として、2000年以降はインディペンデントな個人雑誌『here and there』の編著者として、長年ファッションやアートの世界を見つめてきた林央子。その林による著作『拡張するファッション』(スペースシャワーネットワーク、2011)は、ファッションを軸に現代的なものづくりや表現の方法を探っている国内外のアーティストたちの仕事を紹介し、多くの反響を呼びました。

本書を元にした本展では、『拡張するファッション』に登場するアーティストたちに加え、2010年以降の新しい動向を示すアーティストを招き、アートやデザイン、出版といった複数ジャンルが出会う文化の交差点としてのファッションを紹介します。
 オートクチュールからプレタポルテ、ストリートファッションまで、人々の価値観やライフスタイルの変化に合わせて変貌を遂げてきたファッションは、もっとも敏感に時代を写す鏡のようなものと言えるでしょう。しかしその一方、グローバリゼーションのなかで、人々の欲望を常に喚起し、消費行動に導く経済のためのツールとしてのファッションの側面も目立つようになってきました。 1990年代にパリコレクションを取材した林は、こうした消費産業としてのファッションのシステムに批判的なデザイナー/アーティストに注目し、従来の服飾デザインとは異なる彼らの創作活動を独自の視点で紹介してきました。

 本展では、ファッションを人々がささやかな日常生活の中で美的感覚を養い、生き方や考え方を他者に対してコミュニケートするための手段と考え、パフォーマンスやワークショップの手法を取り入れているアーティストの活動や、彼らと関わりのあるフォトグラファーや現代美術家の作品を展示します。
 会場では、1990年代にドキュメンタリーとしてのファッション写真を発表したホンマタカシによる当時を再構成する新作展示、『Purple』、『here and there』、Nievesといったインディペンデント出版活動の動向が概観できる服部一成デザインによる展示コーナー、小説家また映画監督としても活躍するミランダ・ジュライの初期の映像作品、青木陵子、長島有里枝、スーザン・チャンチオロ、COSMIC WONDER、BLESS、小金沢健人、神田恵介×浅田政志によるインスタレーションの展示のほか、FORM ON WORDSによる実際に洋服をつくるプロセスを体験するワークショップも開催されます。

 従来のファッション展とは異なる、洋服を着たマネキンのいない本展は、「ファッション」と日ととのオルタナティブな関係を探ります。

関連イベント

本展終了後、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に巡回いたします
 会期:2014年6月14日(土)~9月23日(火・祝)

※12月時点の情報です。直前に変更になる場合もございますので、詳しくは水戸芸術館
ホームページをご確認ください。

■オープニングトーク
 本展の元となった書籍『拡張するファッション』の著者、林央子と参加アーティストのパスカル・ガテンによるトークを開催します。
 日時:2月22日(土)13:00~14:00
 会場:水戸芸術館現代美術ギヤラリー第8室
 定員:40名(先着順・予約不要)
 料金:展覧会入場料に含まれます。
 *英・日逐次通訳付き。
 
■アート・ミーツ・シネマ vol.2
 ミランダ・ジュライ監督作品「ザ・フューチャー」映画上映&アフタートーク
 本展出品作家のミランダ・ジュライ監督による映画「ザ・フューチャー」上映の後、監督と親交のあるホンマタカシと林央子によるトークを行います。
 日時:2月23日(日)15 : 10 より上映開始
 出演:林央子(『拡張するファッション』著者)、
    ホンマタカシ(写真家)
 会場:水戸芸術館ACM劇場
 料金:映画鑑賞券1,000円(全席自由・前売/当日)
    映画十展覧会割引セット券1,600円
 チケット取扱い:水戸芸術館エントランスホールチケットカウンターおよび
    チケット予約センターTel.029-225-3555(9:30~18:00)
 前売開始:1月10日(金)
 主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団、NPO法人シネマパンチ

■FORM ON WORDSワークショップ「ファッションの時間」
 FORM ON WORDSのアーティストと一緒に、FORM ON WORDSの新作コレクションのためのデザイン画をデザイナーと
 一緒に描いてみます。
 日時:3月1日(土)、2日(日)各日14:00~16:00
 定員:各回15名 (対象年齢11歳以上)
 お申込方法:Eメールにて fowwsmito@gmail.com まで氏名、年齢、電話番号を添えてお申込みください。
      定員になり次第締め切ります。
 料金:展覧会入場料に含まれます。

■サンデー・トーク「ファッションと展覧会」
 1980年代からファッションの展覧会を手がけてきたアートディレクターの小池一子を迎えて、これまで手がけられてきたファッション関連の展覧会についてお話をうかがいます。
 日時:3月23日(日)14:00~15:00 (開場13:00)
 出演:小池一子(アートディレクター)
 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室(高校生ウィークカフェ会場)
 定員:30名
 料金:展覧会入場料に含まれます。

■神田恵介×浅田政志トーク
 本展でコラボレーション展示をおこなっている神田恵介と浅田政志、そして写真作品の被写体となった学生たちを迎えてトークを行います。
 日時:4月5日(土)14:00 ~15:30 (開場13:30)
 会場:水戸芸術館ACM劇場
 定員:200名
 料金:展覧会入場料に含まれます。

■FORM ON WORDS「試着の時間」
 FORM ON WORDSの新作を自由に試着しながら、ファッションショーに参加してみましょう。
 日時:5月3日(土・祝)、4日(日・祝)各日11:00~/13:00~/15:00~/17:00~
 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
 料金:展覧会入場料に含まれます。

■FORM ON WORDS ジャングルジム公開
 ワークショップ参加者による衣服が展示されたジャングルジムを公開します。
 期間:5月3日(土・祝)~5月18日(日)
 開場時間:9:30~18:00(最終入場17:30)
 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
 料金:展覧会入場料に含まれます。

■COSMIC WONDER RESTAURANT
 参加者が持ってきたアイテムと交換してパフォーマンスに参加する「贈与」をテーマとしたパフォーマンスです。
 日時:5月18日(日)14:00~16:00
 会場:水戸芸術館広場(雨天の場合は現代美術ギャラリーで開催)
 定員:先着100名
 料金:展覧会入場料に含まれます。ただし参加ご希望の方は参加証と交換したいアイテム(生ものや生き物を除く)をお持ちください。

【展覧会関連 教育プログラム】 *料金はすべて展覧会入場料に含まれます。

■ウィークエンド・ギヤラリートーク
 市民ボランティアCACギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。
 期間:3月8日(土)~5月17日(日)期間中の毎週土・日曜日各日14:30~(約40分)
 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
 ※ただし、3月23日(日)、4月5日(土)。5月3日(土、祝)、4日(日、祝)は除く。
 
■高校生ウィーク2014
 高校生と同年代の方に現代美術に親しんでいただくための展覧会無料招待期間です。期間中はギャラリーにカフェが出現し、さまざまなプログラムを行います。ギャラリ一入場者はどなたでもご利用いただけます。詳しいプログラムはチラシやホームページをご覧ください。
 期間:3月9日(日)~4月6日(日)
 招待対象:高校生または15歳~18歳の方(学籍または年齢が
 証明できるものをお持ちください。)
 カフェ開場時間:火~金15:00~18:00、土・日・祝13:00~18:00
 カフェ会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
 
■赤ちゃんと一緒に美術館散歩
 係員が付き添い、解説付きでお子さんと一緒の鑑賞をサポートします。
 日時:3月18日(火)、20日(木)各日9:30~10:30/11:00~12:00
 定員:各回5組(先着順・要電話申込)
 対象:未就学児とその保護者
 お申込:水戸芸術館現代美術センター Tel.029-227-8120
 主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
 協力:NPO法人 子育て応援・ペンギンくらぶ

■先生のための展覧会無料招待週間
 小・中・高・特別支援学校に勤務する教職員を対象に、無料で展覧会を鑑賞できる期間を設けます。期間中にはグループで言葉を交わしながら作品を鑑賞する対話形式の鑑賞ツアーを行います。
 ≪展覧会無料招待期間≫3月21日(金・祝~30日(日)9:30~18:00(入場は17:30まで)
 ≪対話型鑑賞ツアー≫3月30日(日)14:30~ 定員:先着10名
 ※申込方法等、詳細はホームページをご覧ください。(2月下旬~)

主催・協賛・後援

主催:公益財団法人水戸芸術振興財団
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団
協力:アサヒビール株式会社、イマジン・アートプランニング、エプソン販売株式会社、フォトグラファーズ・ラボラトリー、BUGHAUS、Diptrics Inc
企画;高橋瑞木(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)

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