=映画×アート×哲学対話《#MY LIFE 2024》 -記録...そして、目撃せよ!-

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会 期
20240225日 -  20240225
開催時間
15時00分 - 18時00分
クリエイター在廊

終日
入場料
有料
▶︎料 金:1,800円(当日受付)/1,500円(事前予約)
この情報のお問合せ
▶︎予約&問合せ:yoyaku@subterranean.jp、Tel:080-4205-1050 (赤井)
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
サブテレニアン
住所
〒173-0013 東京都
板橋区氷川町46-4 B1F
最寄り駅
板橋区役所前
電話番号
080-4205-1050

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

この度、映像作家:中嶋 興(1941-)をゲストに、”見る×聞く×話す”の哲愕(てつがく)カフェを開催します。
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ビデオ・アート黎明期に制作された中嶋の代表作《マイ・ライフ》(1977)を鑑賞しそれぞれのナラティブ、私の物語(マイ・ライフ)とは何か?を考える哲学カフェ(※)を開催します。その他《哲愕カフェbyNAoK》によるアート・レクチャーもございます。サブテレニアンでの初の取り組みとなる『哲学カフェ』をぜひこの機会にご体験ください。

※(哲学カフェ(または哲学対話)とは一つのテーマを掘り下げていく対話のアクティビティです)

《概 要》
サブテレニアンはジャック・ケルアック(1922-1969)の小説 "The Subterraneans" ( 地下街の人びと 1958年)にちなんで名付けられた2006年設立のオルタナティブ・スペースです。演劇やパフォーマンスアートを中心に国際交流がなされる文化的スクウォット(squat)として運営されています。今回はそのサブテレニアンに映像メディア作家:中嶋 興(1941-)を迎え1977年公開の中嶋の代表作《MY LIFE》を上映しお集まり頂いた方々とそれぞれのナラティブ、自分自身の私の物語《マイ・ライフ》について考える機会とします。
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今回ご紹介する中嶋の代表作《MY LIFE》は“タイムベースド・メディア”とよばれるビデオ・アートの黎明期に制作された作品です。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)にもコレクションされており本作《MY LIFE》に影響を受けたアーティストに米国のビル・ヴィオラ(1951-)があげられます。ヴィオラは1970年代から80年代にかけ複数回に渡り来日し中嶋との親交を深めながら当時の日本の映像情報技術や様式美、禅宗などに影響を受けたアーティストの一人です。以降、ヴィオラ作品には中嶋の《MY LIFE》に触発されたと伺えるカメラワークやカットをはじめ、陰陽五行からなる東洋的な視座が随所に散りばめられています。今回はそのヴィオラ作品と中嶋の《MY LIFE》との比較考察を中心に《哲愕カフェby NAoK》によるアート・レクチャーもございます。
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今年83歳を迎えた中嶋は現在もなお、精力的に記憶のアーカイブを続けています。多摩美術大学在学中に出会った関根伸夫(1942-2019)らとの交流をはじめ、大阪万博(1970)や、車窓や河川から見る日常の風景、東日本大震災直後の福島の街並み、そして、中嶋自身を語る本作《MY LIFE》に至るまで社会に向けた眼差しをカメラのファインダーに携えて活動する中嶋のその姿は、“記録とは何か?”、あるいは、“記録は作品性を超えるのか?”といった哲学的な問い立てまでをも投げかけているように思えます。
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ぜひ、2/25開催 “観る✖️聞く✖️話す”の哲愕カフェ《#My Life 2024 =記録...そして、目撃せよ!=》ご参加下さい。
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▶︎中嶋興 作品《MY LIFE》とは?
中嶋の父親の死と自身の子供の誕生を契機に1971年から撮影がスタートした映像作品です。生と死をモチーフに一旦1977年に初公開されますが、その後も中嶋自身の幾つかのライフイベントと映像メディアの記録方式の変遷を経て約50年以上経過した現在もなおその撮影と編集が進行中の稀有な作品です。中嶋いわく、一生一作である《MY LIFE》はやがて訪れる最期のときをもって完遂する。そして、その最期の瞬間に居合わせた人々、すなわち、中嶋の今際の際を目撃する人々の“記憶の重層化”によってそのエピローグが決まると語ります。それは目撃者の介入により結末がうつろうといったパフォーマンスアートが持つ媒介性を携えたメメント・モリの可視化であり、時間的な経過が作品の形成やアプローチに大きな変化をもたらすといったタイムベースド・メディアそのものの真髄を表しているのではないでしょうか。      (text by naok fujimoto)
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▶︎ ゲスト:中嶋 興(Ko Nakajima):映像メディア作家、多摩美術大学デザイン科卒業
1960年代後半より、映像、写真、インスタレーション、アニメーション、記録といったフィールドで芸術活動を行う。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ko_Nakajima
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▶︎哲学カフェ(哲学対話)とは?
哲学という言葉が冠にありますが、哲学カフェの場ではアカデミックな哲学の知識は必要とせず、参加者同士でテーマについて掘り下げ話し合う対話のアクティビティー(活動)です。
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▶︎《哲愕カフェ by NAoK》とは?
《観る✖️聞く✖️話す》をモットーに、アートや科学コミュニケーションに特化した対話型イベント(哲学カフェ)を企画し開催しています。誰でもが等しく借り物ではない自分の言葉で発言し互いの意見を傾聴し尊重する場づくりをモットーにしています。
https://naokfujimoto.com/event-dialogue
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▶︎ モデレーター:藤本 ナオ子(naok fujimoto)
美術家、インディペンデントキュレーター、Royal College of Art (MA/FineArt)修了
ギークラブプロジェクト代表/哲愕カフェby NAoK主宰
大阪大学在職時に臨床哲学、哲学対話に出会う。以降、対話をテーマにした社会実践を行う。
https://www.naokfujimoto.com/
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★イベント名:#My Life 2024 = 記録... そして、目撃せよ=
 https://www.subterranean.jp/narrative
・事前ご予約推奨(割引有)/ 当日現金払いのみ 
・お座席先着順
▶︎日 時:2024.02.25(日)15:00~18:00(受付14:30~)
▶︎料 金:1,800円(当日受付)/1,500円(事前予約)
▶︎予 約&問合せ:yoyaku@subterranean.jp
       Tel:080-4205-1050 (赤井)
▶︎会 場:サブテレニアン(板橋区氷川町46-4 BF)
     東武東上線大山駅北口から徒歩7分
     都営三田線板橋区役所前駅から徒歩3分
 https://www.subterranean.jp/access

特典

事前ご予約は入場料の割引がごいます。

主催・協賛・後援

主催:サブテレニアン
企画:ギーク・ラブ・プロジェクト/哲愕カフェbyNAoK

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