真珠子の歌舞伎タロットカード展2
会期: 2023-12-05 - 2023-12-17
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
art
絵画
アート
水彩画
開催内容
「タロットカードと歌舞伎の邂逅。」
15世紀、遥か場所は違えど、時を同じくして花開いたイタリアの「タロットカード」と日本の「歌舞伎」という文化。2023年、まさか時を経てこんな思いがけないドッキングを果たすとは⁈
「中世イタリアで生まれ、当時、遊ばれ始めていたタロットカードに、出雲のお国カードは出たか?」
同時代なら、その「歌舞伎」というものを作った少女の噂、海を超えて西洋まで届いていてもおかしくはない、、、。
なんでも、出雲のお国は当時、日本に伝来してきていたキリスト教の宣教師達が度々よく行っていた「演劇」に、影響を受けたとも言われているそうなのだ。
確かに、現存する肖像画に着物の上からペンダントをかけている絵もあり、胸元に十字架がチラリしている。お国は、当時のそのような最新の流行を取り入れていたそうなので、逆に、お国がタロットカードで遊んでいた可能性も充分あり得てくる。胸の高鳴りが止まらなくなってきた。
そんな想像をしながら、真珠子の新たなチャレンジ「歌舞伎タロットカード」全78枚が描き上がった。昨年、大アルカナ22枚を制作し「東洋と西洋の溝を埋めてくれた」とご好評頂き、今年はそれに加え、小アルカナ56枚をプラス。
金貨=牡丹灯籠、棒=白浪五人男、杯=京鹿子娘道成寺、剣=籠釣瓶花街酔醒という皆様おなじみのテーマでの解釈を思いつき、描いていて至福、そしてまたしても不思議と起こる偶然の一致に鳥肌だった。