開催時間 |
13時00分 - 20時00分
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休み |
会期中無休
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クリエイター在廊 |
有
作家在廊日 : 火、土、日 |
展覧会の撮影 |
可 |
子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
052-774-5599
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒465-0024 愛知県
名古屋市名東区本郷 1-43 The Apartment LiF F-1 |
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最寄り駅 | 本郷 |
電話番号 | 052-774-5599 |
COVID-19のおかげで、 L galleryでの個展は5年ぶりとなる。2020年の春、フランスは完全ロックダウン(原則住居から1キロ以上の移動禁止)となり、引きこもりを得意とする私のようなアーティストにはいつもより雑念なく集中できるというプラスの面もあった。しかし半年もすれば息切れ。その後、冬になってもカフェすら開いていないという状況が続き、そして2021年デルタ株の第4波では感染率の高いパリおよび近郊は閉鎖されてしまった。
この時期、海外からアーティストが招聘できないという「ある種COVID-19が幸いした」理由で南仏プロヴァンスのアーティスト・レジデンスに呼ばれた。これ幸いと3月~4月田舎の自然を満喫、もちろん新しいテーマで制作も進んだ。
このレジデンスはピカソの恋人として有名なドラ・マール(「泣く女」のモデル)が戦後住んでいた家であった。今展ではそのレジデンスでの制作を中心に、その前後に試みだした新たな作品も紹介する。
またドラ・マールの人生も、ドラ・マールの家の変遷も興味深く話し出すとどんどん広がる「噺」となる。なので今展はトークがメインとも言えるのかもしれない。展示とトークを一体化する試みは、COVID-19で一層輪をかけて広がったヴァーチャルな環境と「やっぱり坂田さんの個展は本人がいないとね」という再三延期されるに至ったL gallery の意向に対しての私なりの答えでもある。(坂田英三)
■プロフィール
1954年 愛知県豊橋市生まれ
東京大学にて数理工学を専攻。技術系勤務につくが3年で辞職し、1983年に渡仏、以来在住。1986年より創作活動に取り組むようになる。
活動領域は絵画、ランドアート、パフォーマンスなど多様。フランス、日本を始め、米国、トルコ、ウズベキスタンなどでも作品を制作・発表してきた。プロジェクトの一つ「国境を越えるキス」が1998年、マヨルカのミロ財団(スペイン)の企画賞を受賞。2004年には、J.P.ブラシェール財団のガーナでの交流プログラムに参加。その後、ユネスコ主催のアフリカ現代アート賞の審査員を務める。2007年、自らのサイトスペシフィックな作品と制作アプローチについて記した《Passivité active(受動的能動)》 をFûdo Editionより出版。野外インスタレーションのみならず、「あぶり出しドローイング」「雨の絵」、また2013年からは「海水ドローイング」を開始。自然が大きな位置を占める作品を制作している。
個展(2008年〜)
2022 ドラ・マールに捧げる/フォルム画廊/東京
2021 トリオ/ドラ・マールの家/Ménerbes (FR)
2020 海水ドローイング/Galerie Kamila Regent/Saignon (FR)
2019 海水ドローイング /フォルム画廊/東京
2018 海水デッサン サンガルニチュール/L gallery/名古屋
ドレス/HCE Studio Galerie/Saint Denis(FR)
2015 海水デッサン ガルニ付き/L gallery/名古屋
2012 Année Sabbatique/L gallery/名古屋
ドローイング/Galerie Kamila Regent/Saignon(FR)
2011 如何にして自然と遊ぶか/Casa de los Titeres à Abizanda/Huesca(ES)
2010 影の優しい愛撫の仮祭壇 - 塩のデッサン/Galerie LA HUNE/Paris(FR)
2008 受動的能動/Galerie LA HUNE/Paris(FR)
ほか、グループ展多数
受賞歴
1998 Award to a creative project from Miro Foundation in Mallorca/Catalonia(ES)
Grant of Japan Foundation in Paris(2002, 2008)
1993 UNESCO Art Prize
1989 Prize for lino-cut at the competition for ex-libris of the Taylor Foundation(FR)
在廊日の14時及び16時からトークの予定
■L galleryのコロナウイルス感染症対策について
● ご来廊の際はマスクの着用をお願いいたします。
● ソーシャルディスタンスを保って、ご鑑賞ください。
● 手洗い、アルコール消毒にご協力ください。
● こまめな換気を心がけております。
● 定期的にテーブル、ペン、ドアノブなどを消毒をしております。