「記憶時計」吉野祥太郎展
会期: 2019-01-12 - 2019-02-06
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
開催内容
吉野祥太郎は、その場所にある記憶を扱い作品を制作し発表している。メインワークでは地面を持
ち上げる事で「土地の記憶」を表現し、国内外の美術館やギャラリー、多くの オルタナティブスペー
スや野外での地域密着型のイベントなどを行っている。吉野にとってその地面とは記憶の堆積であり、
そこに堆積した歴史を優しく汲み上げ、表出させることにより「場」に対する影響、そこに関わる「人
間」に与える影響、その場所と人間との関わりを考察させ、心の奥深くにある意識を揺さぶる。
「In My Room, Into SPACE」 展示作品について
今回の展覧会では、メインになるインスタレーションと新作を含めた彫刻作品を発表します。
彫刻作品は堆積した地面の最上面に現在自分たちが立っている世界を構成し、地面の記憶と社会の関
係性を表現しています。
また、インスタレーション作品では時間をテーマとして一瞬一瞬で開かれる視界を時間の流れとし、
鑑賞時にはその時間が早く進んだり、または逆行・停止したりする現象を、記憶の時計として表現し
ています。
目紛しく変化する世界中の町の風景から、人間社会がこの土地に与えてきた良い影響、悪い影響を
全て排除したときに見えてくるであろう本来の姿を、想像や資料から制作し表現することで自分が生
きてきた、またこの先の未来に与える記憶の体積を様々な表現を使って表していきます。
ぜひ、ご高覧ください。