特別展 いつか どこかで 詩画作家 星野富弘 誕生のひみつ
開催概要
開催内容
多くの人に「生きる勇気」を与え続けている星野富弘の詩画。本展では詩画作家星野富弘が誕生するまでの軌跡を紹介します。
1980年、隔月発行の絵本雑誌『いつか どこかで』に、星野の作品とエッセイが初めて連載されました。この『いつか どこかで』に掲載された作品や直筆原稿を中心に、入院中に描かれたペン画や当時の資料を展示。やがて詩画作品が生まれるまでを丁寧に辿ります。星野富弘の原点ともいえる貴重な初期作品の数々をお楽しみください。
夜があるから、朝がまぶしいように、失ったとき、初めてその価値に気づくことが良くあります。何気なく動かしていた指、あたりまえのように歩いた足・・・。しかし目に見えるものよりも、もっともっと大切なものがありました。
もしかしたら、失うということと与えられるということとは、となり同士なのかもしれません。
私の「いつか・・・」は、少年の頃夢見たような出世や、地位との出会いではありませんでした。自分の力だけで生きていると錯覚していた、小さな私と、大きな愛との出会いだったのです。そして、それは何ものにも代えられない、すばらしい出会いだと思っています。
『いつかどこかで』1980年5月号 直筆原稿より(※のちに詩画集『風の旅』に収録)