越後しの 思わせぶりな沈黙

開催概要

会期
2017年04月29日 〜 2017年05月10日
会場
AL (東京都渋谷区恵比寿南3-7-17-1F)
参加クリエイター
越後しの
ジャンル
アート
タグ
トークイベント、平面

開催内容

このたび、東京・恵比寿の「AL」におきまして、アーティスト、越後しの氏による個展「思わせぶりな沈黙」を開催いたします。
人形のように切れあがった眼を持ち、少し頬の赤い女の子や少年たち。
どこか物憂い表情で、答えのない自省を繰り返しているようでもあり、見ているこちら側に真理を諭すようにも見えます。
越後しの氏にとって絵画は、日常のなかで彼女自身を通り過ぎた、かそけき心のざわめきを題材にしながら描かれる自画像のようなメディア。ユーモラスなファンタジーを描いているようで、現実と奇妙に紐づいており、しばしば援用される動物などのモチーフ、含意の深い余白の美とあいまって、見るもののシンパシーを震わせながら、微細な水の結晶がしんしんと堆積して雪となるように、静かに心に降り積もり続けるようです。
上品な彩色によるアクリル画、黒の複雑な諧調を備えた紙版画作品、それぞれに詩的な魅力があり、民芸品的な可愛らしさにも人気が高まっています。ほぼ独学で絵画知識を身につけたのち、各種のアートコンペで高い評価を獲得して以降、仙台や東北各地の愛好家たちから熱心に支持されてきましたが、最近では東京から中国、台湾などへと広くその人気を広めつつあります。

本展は、越後氏にとって1年ぶりとなる東京での個展です。「幼い女の子もおばあちゃんも、野心を秘めて何かに黙念と打ち込む女性は、美しく逞しい」という彼女の創作の変わらぬ主題のひとつを本展タイトルに引いています。
大小の新作アクリル画、約30点をメインとして、好評を集めている小さな置き作品シリーズも展示・販売いたします。
また、服飾制作を手がける菅田明穗氏との協働により、今回初めて作られる、絵から生まれた洋服作品も紹介する他、オリジナルトートバッグやTシャツ、チャームなどの雑貨類も合わせて販売いたします。

越後しの 思わせぶりな沈黙