駅伝開催記念 特集展示 たすきをつなげ!―「東海道五十三次」:日本橋から箱根まで―
開催概要
開催内容
岡田美術館では、12月19日(土)から来春1月12日(火)まで、歌川広重の風景版画の名作「東海道五十三次」より、日本橋から箱根までの11図を展示する《たすきをつなげ!―「東海道五十三次」:日本橋から箱根まで―》展を開催いたします。新春に開催される駅伝にちなみ、その走行ルートと重ね合わせながら、来館された皆様に旅気分をお楽しみいただくものです。
―「東海道五十三次」について―
歌川広重(1797~1858)の「東海道五十三次」は、53の宿場に日本橋(江戸)と三条大橋(京都)を加えた55図から成る浮世絵版画です。天保4年(1833)から出版が始まったもので、東海道を旅する人々や、その美しい風景を描いた傑作として知られています。広重が多数制作した東海道シリーズの中でも、版元の保永堂(竹内孫八)が中心となって出版した「東海道五十三次」は爆発的な人気を集め、保永堂版と呼ばれて高い評価を得ています。
東海道五十三次 箱根 湖水図(表紙掲載作品)
箱根は東海道最大の難所として知られ、険しい山道が旅人を苦しめました。山間を大名行列の一行が進んでいくのを、芦ノ湖の向こうから雪をかぶった富士山が見守ります。高くそびえる山は緑、青、黄、茶などの色で複雑に表現されており、
シリーズ中でもとりわけ手のこんだ美しいものです。
東海道五十三次 日本橋 朝之景
空が明るくなり始めた早朝の日本橋を、参勤交代の大名行列が通過します。東海道の出発点であった日本橋には魚河岸や大店があり、江戸の町の中心として賑わいました。朝焼けに染まった空や、天秤棒を担いで行き交う人々の姿が、活気ある日本橋の一日の始まりを伝えています。