吉田初三郎鳥瞰図展 大正・昭和に描かれた観光パノラマ絵図
開催概要
開催内容
大正から昭和にかけて活躍した吉田初三郎は、鳥瞰図の技法を採り入れた観光パノラマ絵図で一世を風靡しました。本企画展では、当館が平成23年度に購入した初三郎の鳥瞰図・絵葉書、および金子常光の鳥瞰図あわせて約300点を展示します。
吉田初三郎 (1884~1955)
彼は、昭和30年に没するまで、各地の鉄道沿線や都市などの観光パノラマ絵図を描いた画家です。彼の作品の多くは、上空から斜め下を見下ろす視点で描いた絵地図(=鳥瞰図)であり、印刷されて多く出回り、沢山の人に親しまれました。初三郎が製作した鳥瞰図は1,600点を超えるとも言われ、現在でも多くの愛好家がいます。
初三郎の鳥瞰図
彼は、実際に現地に出向いて描いた多くのスケッチをもとに、各地域の風景を、持ち運びやすいコンパクトな鳥瞰図にまとめあげました。
彼の絵図は、実際の景色に大胆に手を加え、名所を大きく見せるなどなどして見る人の目を楽しませる工夫をしています。それでいて、道路や鉄道など、観光旅行をするのに便利な情報が一目でわかるように作られています。彼の製作した鳥瞰図の多くには、裏に観光案内などがあり、旅先で役に立つだけでなく、読むだけでも楽しめる内容になっています。