ヒロシマ
開催概要
開催内容
「ぼくは、広島へ行って、驚いた。これはいけない、と狼狽した。ぼくなどは「ヒロシマ」を忘れていたというより、実ははじめから何も知ってはいなかったのだ。今日もなお「ヒロシマ」は生きていた。それをぼくたちは知らなすぎた。いや正確には、知らされなさすぎたのである。」(『ヒロシマ』研光社・昭和33年)
昭和32年7月、初めて広島へ行った土門拳は、原爆の被害を目の当たりにして以後、報道写真家の使命にかられ、憑かれたように広島に通い詰めました。そして原爆病院の患者たちをはじめ、被爆者たちの悲惨な日々、「魔の爪跡」を約7,800コマのフィルムに記録しています。
13年を経ていまだ原爆症と日々闘う人々、町は復興しつつあっても体や心に残る消えることのない傷、原爆がもたらした憎悪と失意。土門が広島の現実の姿に真正面から向き合い撮影した記録をご覧いただけます。