ロックフェラー・コレクション花⿃版画展 北斎、広重を中⼼に
開催概要
開催内容
花や⿃を主題とした花⿃画は古くから絵画の題材として好まれていました。葛飾北斎(1760-1849)や歌川広重(1797-1858)が活躍した江⼾時代には花⿃版画として浮世絵にも取り⼊れられ、数多く描かれました。1877年創⽴のアメリカの美術⼤学、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術館(RISD美術館)には浮世絵を含む数多くの⽇本美術作品が収蔵されています。その中でも、実業家ジョン・ロックフェラーJr.の妻、アビー・オルドリッチ・ロックフェラーから寄贈された花⿃版画群は質量ともに優れた貴重なコレクションとして知られています。
ロックフェラー・コレクションは1990年に開催された「ロックフェラー浮世絵コレクション展甦える美・花と⿃と」にて⽇本で公開されました。本展はそれから35年の時を経て新しく企画された展覧会です。本展では、北斎、広重をはじめとした浮世絵師による花⿃版画を、同コレクション約700点から163点を厳選して紹介します。アメリカのモダン・レディが恋した、可憐な浮世絵をどうぞお楽しみください。
[みどころ]
1. アビー・オルドリッチ・ロックフェラーが愛した花⿃版画
1916年から10年以上花⿃版画のみを収集したアビー・ロックフェラーのコレクションには花⿃版画が最も興隆した天保期(1830-44)以前に描かれた作品や珍しい花⿃版画などもあります。
2. 花⿃をあしらった団扇絵
団扇の⾻に貼って使うために製作された浮世絵「団扇絵」は様々な浮世絵師によって描かれましたが、消耗品であったため現存数は多くはありません。本展ではロックフェラーコレクションの美しい花⿃団扇絵の⼀部をご紹介します。
3. 歌川広重と葛飾北斎による花⿃版画の名品
天保期(1830-44)を中⼼に最も多く花⿃版画を⼿がけた歌川広重や花⿃版画の揃物(シリーズ)の先駆的な作品群を描いた葛飾北斎による花⿃版画の名品をご紹介します。