80years&beyond 爆心地から、世田谷

80years&beyond 爆心地から、世田谷

開催概要

会期
2025年06月17日 〜 2025年06月22日
会場
063 FACTORY (長崎県長崎市船大工町3-7)
参加クリエイター
tanama
ジャンル
写真

開催内容

戦後80年を迎える今夏、長崎県佐世保市出身で会社員の傍ら撮影活動を続ける、東京在住の写真家tanama(たなま)は、写真展「80years&beyond 爆心地から、世田谷」を2025年6月16日(月)から7月20日(日)にかけて全国3か所(広島・長崎・東京)で開催します。
本展はtanamaが東京で暮らす被爆者による団体「世田谷同友会」(現在は休会)の会員たちの日常の姿を12年に渡り取材し、撮りためたポートレートを展示する写真展です。さらに、自身の活動の集大成となる、初の写真集『80years&beyond 爆心地から、世田谷』を自費出版し、各個展会場で順次販売開始します。


【コメント】
1945年8月。広島・長崎に投下された原子爆弾により心と体に深い傷を負ったのみならず、被害を受けた人々はあの日から「被爆者」という名前で呼ばれるようになりました。それから80年。被爆者たちは、全国各地で私たちと同じように日常を送っています。戦後80年の節目となる今夏に、これまで東京で暮らす被爆者たちと交流しながら12年間にわたり撮りためてきた東京で生きる被爆者たちの「日常の姿」を、全国3か所での写真展および初制作となる写真集にて紹介します。私の写真には、傷跡が露わになった身体や破壊されたまちなど、苦しみや悲しみをわかりやすく訴えかけてくるものは一つもありません。日常の中での自然な表情を捉えることで、彼らが歩いてきた人生や80年という時間の重みを鑑賞者自身に自由に想像してほしいと考えています。
広島・長崎では毎年8月6日、9日の原爆投下時間には誰もがサイレンの低く重苦しい音を聞きながら黙祷を捧げます。あの祈りの風景を、私が暮らす東京では当たり前の光景として見ることができません。いつか被爆者が世界から一人もいなくなるその時が間近に迫る中、この写真集と写真展の開催が被爆者の人生を「想像する」きっかけになると嬉しいです。