福田裕理 個展「蜜溜リ」
開催概要
開催内容
モチーフである林檎と向き合う中で、描く行為の跡が蓄積し、モチーフについての知見も蓄積してくる感覚があります。
樹木として成長した維管束の先に実る果実たちは、人によって形作られた社会の中であらゆる価値をつけられています。その価値は結果として大まかな印象や偏見として顕在化します。
その中で、果実にある瑞々しさを作品という手段で捉え、作品から作品の外へ果実の姿や匂いが広がる・流れるようなイメージを構築します。人が社会的に価値をつける以前に、果実からは瑞々しさが滲んでくるものです。純粋に対象のモノを見るという行為にこそ、人や人の文化は救われるように思います。