メグロアドレス -都会に生きる作家-

開催概要

会期
2012年02月07日 〜 2012年04月01日
会場
目黒区美術館 (東京都目黒区目黒2-4-36)
参加クリエイター
青山悟 / 平石博一 / 今井智己 / 須藤由希子 / 長坂常 / 南川史門 / 保井智貴
ジャンル
アート
タグ
建築、パッチワーク・キルト・刺繍、写真、インスタレーション、彫刻、ペン画・テンペラ、平面

開催内容

東京23区の中では住宅地のイメージが強い目黒区。しかし中目黒や自由が丘など若者が集う街では、独自の文化が発達しています。また、音楽やデザインのクリエイターが事務所を構える場所でもあり、目黒通りにはインテリアショップが多いことでも知られています。
メグロアドレスは、そうした創造的な地域でもある目黒から、若い世代のアートを発信する試みです。現代の都市生活に影響を受けた、目黒と関わりのある6組のアーティストを紹介する展覧会です。

 この展覧会は6人の作家によるグループ展です。出品作家に共通するのは、身の回りのモノや出来事から受けた刺激を、しなやか
な感性によって作品に仕上げている点です。また、全員が1970年代生まれでもあります。
 展覧会でお見せする作品は、様々な素材や手法から出来ています。「一見きらびやかだが、実は社会に対する提言を秘めた刺繍」、
「画面の全てが克明に見えていてもなお、見えないものの存在を意識させる写真」、「都市の隙間に生きる植物を描いた絵」、「美術館
の埋もれた空間に光を当てるインスタレーション」、「身の回りのモチーフをカラフルかつ記号的に描いた絵画」、「漆という伝統的な
素材を用いながら、未来的な印象をもたらす人体彫刻」―この展覧会でお見せするのはそのような作品たちです。
 物、人、情報が大量に溢れ、目まぐるしく過ぎ去っていく都会の中にありながら、自分の生活の中から生まれる些細な感覚から出発し
た作品たち。それは多くの矛盾や不都合に満ちながらも、やはりそ中で暮らすしかない私たちの都市生活とどこかで通じ合います。6人
の作家たちは、現代都市に生きる我々の日常に目を背けるのではなく、その中で信じられる確かなものを見つけようとしています。私たち
が日々、見て、感じて、考えていることを、それらの作品と照らし合わせること。「今、ここ」に生きる若手作家の作品を見ることは、私たちの
生きている時間と場所を、改めて見つめ直す機会を与えてくれます。私たちはつい、「アート」は個人的な領域であり、社会から隔絶された
ものと考えてしまいがちですが、この展覧会では出品作品を通して、現代における都市生活というものを見直していきます。
 タイトルの「メグロアドレス」とは、出品作家の全員が現在もしくは過去において目黒区に住んでいたこと(アドレス=住所)を表します。
しかし同時に「、社会に対して公立美術館は何が出来るのか」という問題に立ち向かう、目黒区美術館の姿勢も表しています。(英語の
addressには「取組む「」扱う「」主張する」などの意味があります)。

メグロアドレス -都会に生きる作家-