ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト─ 写真、絵画、グラフィック・アート―
開催概要
- 会期
- 2011年12月03日 〜 2012年01月29日
- 会場
- 神奈川県立近代美術館 葉山 (神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1)
- 参加クリエイター
- Ben Shahn
- ジャンル
- アート
- タグ
- グラフィックス・ビデオアート、写真、水彩画、油彩画、平面、版画、現代アート
開催内容
ニューヨークを舞台に活躍し、日本の美術・デザインに大きな影響を与えたアメリカの画家ベン・シャーン(1898-1969)の20年ぶりの回顧展です。
ベン・シャーンは、1898年、バルト海に近いコヴノ(現在のリトアニアのカウナス)のユダヤ人家庭に生まれます。1906 年にアメリカへ移住後、ニューヨークの石版画製作所で徒弟修業をしながら夜間高校や大学に通い、ヨーロッパ旅行を経て画家への道を歩みだしました。1930年代、不況下のニューヨークで社会の不正義に対して声をあげた作品《サッコとヴァンゼッティ》シリーズが注目されます。同じころ、ニューヨークやアメリカ中西部の人々の暮らしを写真に撮り、写真家としても活躍するようになりました。
その後のシャーンの活動は、絵画制作にとどまらず、ポスターや本の装丁にも及び、粟津潔や和田誠など戦後日本のイラストレーターたち、阿部展也や麻生三郎、吉井忠などの美術家に大きな影響を与えました。1960年に来日した折には、何人ものアーティストがシャーンのもとを訪れています。
今回の展覧会では、ボストンのフォッグ美術館の協力を得て300点近い写真画像を公開します。その多くが、シャーンの絵画のイメージソースになりました。また、1960年来日時にシャーンが撮影した写真を初めて展示します。
国内外からテンペラ、水彩、ドローイング、ポスター、版画、素描など数百点を集め、写真を含めた総展示点数が 600点におよぶ本展では、社会や人間の存在から目をそらさずに、伝えるべき何かを見失わなかったシャーンの、複数のメディアを行き交う展開がみどころです。