柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」

開催概要

会期
2019年07月13日 〜 2019年09月08日
会場
神奈川県立近代美術館 葉山 (神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1)
参加クリエイター
柚木沙弥郎
ジャンル
アート
タグ
トークイベント、染織

開催内容

染色家・柚木沙弥郎(1922- )が「民藝」との出会いを機に染色の道を志したのは、終戦直後のことです。以後70年余にわたる創作活動の原点には、「民藝」をめぐる自らの問い―工芸と美術、西洋と東洋、作家と職人といった対立的な見方への葛藤がありました。そうした区別を越えるべく、染色にとどまらず絵本や、版画、彫刻へと表現の幅を広げてきた柚木は、「用の美」の精神を引き継ぎながらも、自らが日々出会う「もの」を見つめ、触れ、ふと気づいた喜びを色と形に変えてきました。その彩り豊かな模様が生み出す創作世界は国内外で高く評価され、近年ではフランス国立ギメ東洋美術館(2014年)、日本民藝館(2018年)で回顧展が開かれました。
当館は2012年、鎌倉別館で「柚木沙弥郎 村山亜土『夜の絵』とともに」を開催し、絵本作家としての魅力を紹介しました。葉山館で行う本展では、当館のコレクションを中心に、古典絵巻「鳥獣戯画」に取材した新作をはじめ、近年の型染布や宮沢賢治『雨ニモマケズ』に寄せた絵本原画などを通して作家の「今」を伝えます。

柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」