開催時間 |
9時30分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
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休み |
月(ただし1月9日は開館)、12/29(木)―1/3(火)
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入場料 |
有料 一般1,200円(1,100円)、20歳未満・学生1,050円(950円)、65歳以上600円、高校生100円 ※( )内は20名以上の団体料金です。 ※中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。 ※ファミリー・コミュニケーションの日:毎月第1日曜日(今回は11月6日、12月4日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、割引料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。 ※ 無料開館日:11月3日(木・祝)「文化の日」は、神奈川県立近代美術館で開催中の展覧会を無料でご観覧いただけます。 |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
神奈川県立近代美術館 葉山
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒240-0111 神奈川県
三浦郡葉山町一色2208-1 |
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最寄り駅 | 逗子・葉山 |
電話番号 | 046-875-2800 |
1960年代から画家として、また美術評論家としても活躍してきた谷川晃一(1938-)と、妻で画家、エッセイストとしても名高い宮迫千鶴(1947-2008)。夫婦ともに美術と著述の両分野において第一線で活動し、谷川の『アール・ポップの時代』(1979年)をはじめとする鋭い美術批評や、宮迫の女性論や家族論などの社会批評は注目を集めました。谷川は1979年以降に「アール・ポップ展」や「チャイナタウン・ファンタジア展」を企画開催するなど、創作活動と文筆活動の両輪で時代を走り続けてきました。
その二人が理想とするライフ・スタイルに行き着いたのは、1988年に伊豆高原に移住してからだといいます。都会を離れ、豊かな自然と陽光に満ちた地で「日々の暮らしの中の芸術」を実践するとともに、サンタ・フェやアリゾナ、フィンランドなどを旅し、ネイティブな文化への共感を深めていきました。芸術家夫婦として互いに影響しあい、暮らしと美術の実りある生活を送る中、宮迫は2008年に60歳で永眠しました。
本展では、二人が東京から伊豆高原に移住し、海と山に囲まれた場所での暮らしの中から生み出された作品に焦点を当てて紹介します。アクリル画、水彩画、コラージュや布作品、身近にある様々な材料を組み合わせて作られたボックス・アート、そして最大の見どころは谷川による最新作です。特に「雑木林シリーズ」と題された新作シリーズは、伊豆高原のアトリエの窓から見える緑豊かな雑木林の風景を、単純化されながらも豊かなフォルムと、発光するかのように輝くアクリル絵具で描いたものです。
伊豆高原での日々の暮らしや自然へのまなざし、ネイティブな文化への憧れなどをテーマにした、明るい色彩に満ちた作品の数々を、葉山館という海に面した陽光あふれる場所でぜひご覧ください。
絵画を祝福するために描くこと。
それは私たちの暮らしを明るく
活性化してくれた伊豆高原の環境に
たいする返礼でもある。
しかし都市的感性や社会性を否定してはいない。
「人類の錯綜した不純」というパブロネルーダの
言葉を忘れないようにしたい。 谷川晃一
■谷川晃一氏によるアーティスト・トーク
「雑めく心」11月13日(日)
「陽光礼讃」12月3日(土)
■対談 谷川晃一×原田光氏(美術評論家)
2017年1月14日(土)
各日午後2時―3時30分
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
*申込不要(当日先着70名)、参加無料
■学芸員によるギャラリー・トーク
11月20日(日)、12月18日(日)
各日午後2時―2時30分
*申込不要、参加無料(ただし「陽光礼讃展」の当日観覧券が必要です)
主催:神奈川県立近代美術館