12 Visual Poings ~明日への視線~

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会 期
20101207日 -  20101219
開催時間
12時00分 - 19時00分
休み
最終日は17:00まで
会期中無休
クリエイター在廊
この情報のお問合せ
03-3567-8727(巷房)
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
ギャラリー点
住所
〒921-8011 石川県
金沢市入江2-243
最寄り駅
金沢
電話番号
076-292-2140

詳細

展覧会内容

<と> をめぐる12の考察

 ここ金沢の地に12人のアーティストが集結し、「12 Visual Points 〜明日への視線〜」という展覧会を開催する。2007年1月に開催された「6 Visual Points 〜明日への視線〜」の第2回展でもあるこの展覧会は、共通したテーマのもとに制作された作品が展示されるわけでも、それぞれが取り組む芸術の方向性におおいなる一致をみているわけでもない。むしろこの展覧会に関わる人達は、そういったテーマがいま必要なのだろうかとすら思っている。

 アートシーンの(分かりやすさはともかくとして)面白さは、いろいろなアーティストの様々な視線からの思考や発言が、互いに絡み合い影響しあう中で、あるいはすれ違うごとに、直接的に間接的に触発されながらエスカレートしサイクロンのような動きが加速して別次元の視点や思考が生まれていく、そのことのダイナミックな関係性にあるといってもいい。
だからこそ個展の集合でもなくコラボレーションワークとも違うこの展覧会において、作品と場と表現することへの意志が、それらの相関的なエネルギーが、新たな関係性を生み出す実体のある視点が立ち現れ、その先を見つめる「明日への視線」となりうるのだ。

 2つの作品、2人のアーティストがそこにいれば、ひとつの<と>が発生する。しかしその<と>は単純な並列を示す「と」であるばかりではない。その意味合いは対比であったり、選択であったり、原因と結果の整合性であったりと、私たちの暮らす現実の社会同様に多種多様で一筋縄ではいかない関係性が含まれている。問題は「関係性」なのだ。アイデンティティを前提としないで関係性を問うのは無意味ではあるが、関係を遮断したアイデンティティもあり得ない。アーティストはその活動において自身の表現の中に関係性を、いわば<と>の問題を考え続けていかなくてはならない。
 それぞれのアーティスト達とその作品と金沢21世紀美術館とギャラリ−点と。
それらをつなぐ<と>の文字にはいろいろな意味が読み取れるだろう。英語で表すとしたら「and」なのか「with」なのか「join」なのか、あるいは「or」「to」「as」か、「on」「in」「into」?、ひょっとしたら「if」「when」「whenever」かもしれない。翻訳不可能な<と>である可能性もある。
それぞれの作品やアーティストのコンセプトが、他の作品や鑑賞者と、いま、この場所でかかわり合うことこそが重要なリアリティと意味を持つ。

この展覧会に向けての12人のアーティストの「作品」。それは<と>をめぐる12の考察として立ち上がる。

                                    宇野和幸

[ギャラリー点HPより転載]

関連イベント

金沢21世紀美術館市民ギャラリーAとギャラリー点にて同時開催
◆Visual Pointsワークショップ◆ <ガチャガチャアートトレード>
12月12日(日)12時12分より、金沢21世紀美術館展示会場内にて、出品作家によるワークショップ「ガチャガチャアートトレード」を行います。
ちょっとドキドキの、楽しい作品制作と作品のトレード。参加無料&予約不要。どなたでも参加できます。皆さんのご来場をお待ちしております!

主催・協賛・後援

[主催] Visual Points実行委員会
[助成] 公益財団法人野村財団
[協賛] タカラトミーアーツ・ターナー色彩(株)
[後援] 北国新聞社・北陸放送・テレビ金沢・エフエム石川・ラジオかなざわ・FM-N1
[協力] 保井亜弓(金沢美術工科大学)・京都嵯峨芸術大学・ギャラリー点・巷房

関連情報

会場は、金沢21世紀美術館(市民ギャラリーA)と、ギャラリー点の2箇所です

地図上のA、Bは以下となります。
A:金沢21世紀美術館: 石川県金沢市広坂1-2-1 
B:ギャラリー点 石川県金沢市入江2-243

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