没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家展

奥村厚一《浄晨》1946 年 東京藝術大学蔵

奥村厚一《浄晨》1946 年 東京藝術大学蔵

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あと72日後に開催
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    会 期
    20240719日 -  20240908
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    休み
    月曜日
    *ただし、4月29日と5月6日は開館
    入場料
    有料
    一般1600 円(税込)、大高生1100 円(税込)
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    京都市京セラ美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    京都市京セラ美術館
    住所
    〒606-8344 京都府
    京都市左京区岡崎円勝寺町124
    最寄り駅
    京都
    電話番号
    075-771-4334

    詳細

    展覧会内容

    2024(令和6)年に生誕120年、没後50年となるのを記念して、風景表現を一貫して追求した日本画家・奥村厚一(おくむら・こういち1904-1974)展を2024年7月19日より、京都市京セラ美術館にて開催します。京都市美術館では1976(昭和51)年に奥村厚一の遺作展を開催しました。本展は当館ではそれ以来、48年ぶりの回顧展となります。
    1904(明治37)年、京都市に生まれた奥村厚一は、京都市立絵画専門学校研究科へ進学すると同時に、西村五雲に師事しました。1929(昭和4)年に第10回帝展に《山村》が初入選して以来、官展を中心に京都や近隣の土地を題材に、精緻な筆致で鋭く季節を捉えた風景表現を発表しました。1946(昭和21)年には、雪に覆われ立ち並ぶ木々を清澄な空気の下に描いた《浄晨》で戦後最初の日展において特選を受賞しました。
    しかしその2年後、1948(昭和23)年には山本丘人、上村松篁、秋野不矩らとともに創造美術(現・創画会)を結成して官展を離れ、新しい日本画を創造する活動に身を投じます。それまでの日本画表現に疑義を呈し、自らの制作を厳しく問い直す中で、それまでの繊細な描線から、太い輪郭線や、面として大きく対象を捉えた風景表現を追求していきます。さらに描く対象を大写しにして、大胆に抽象化し、激しい波や雲などの自然現象や木々の生命感を強調する作風も生まれました。
    本展では、奥村厚一の初期から晩年の制作を各時期の代表作で振り返ると共に、京都市美術館で所蔵する数十点のスケッチもあわせて展示します。このスケッチは、日本各地を旅し、厳しい自然や風景と直接向き合い、卓抜した構図と手堅い写生でその姿を克明に捉えた奥村の制作の原点を示すともいえるものです。

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