開催時間 |
10時00分 - 17時00分
入館は閉館の30分前まで |
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休み |
水曜日,木曜日
ただし2023年5月3・4・5日は開館します |
入場料 |
有料 大人:1200円(1100円)高・大学生:600円(500円)中学生以下:無料 ※( )内は20名様以上の団体割引料金 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
ベルナール・ビュフェ美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒411-0931 静岡県
長泉町東野クレマチスの丘515-57 |
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最寄り駅 | 三島 |
電話番号 | 055-986-1300 |
ぞくぞく、わくわく、誰もが夢中になる、
懐かしくて新しい絵本の世界へ!
スイスは多くのすぐれた絵本画家を輩出した国で、その絵本は日本でも出版され、今もなお愛され続けています。本展では、スイスを代表する3 人の絵本画家、クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界を紹介します。
スイスという国の美しい風土と歴史、そして世界共通の、親が子どもを愛する気持ちから生まれた絵本の魅力、ぜひお楽しみください。
印刷技術の革新とともに、たくさんの絵が入った子どもたちのための本が登場した19世紀。
その後、スイスでは、たくさんの素晴らしい絵本が生み出されます。
アルプスの植物や虫などの小さな生きものを見つめ、花々を装飾的に擬人化した『花のメルヘン』などで絵本画家の先駆けとなったエルンスト・クライドルフ(1863-1956)。『ブレーメンのおんがくたい』や『こねこのぴっち』など、軽やかで勢いのある線で動物たちを描いて人気を博したハンス・フィッシャー(1909-1958)。日本でも愛されるグリム童話『おおかみと七ひきのこやぎ』や『スイスの伝説』を、あたたかくユーモアあふれる絵で表現したフェリックス・ホフマン(1911-1975)。
今や「クラッシック」ともいえる彼らの絵本は、見る人を惹きつけてやまない、ちょっとぞくぞくするこわさ、わくわくする楽しさ、うっとりする美しさにあふれています。本展では、長野県にある「小さな絵本美術館」の協力のもと、フィッシャーの原画やクライドルフの初版リトグラフ、ホフマンの手描き絵本など約130点で、スイスを代表する3 人の絵本の世界を紹介します。
[みどころ]
グリム童話
19世紀にドイツのグリム兄弟が昔話を収集し編さんした『グリム童話集』は、スイスのドイツ語圏で育ったクライドルフ、フィッシャー、ホフマンにとって、親から子へ語り継がれる非常に身近なものでした。彼らはグリム童話に関する作品を多数制作しています。その中から、『ブレーメンのおんがくたい』『ねむりひめ』『おおかみと七ひきのこやぎ』など、今も読まれ続け、私たちにも馴染み深い作品を中心に紹介します。
もともとのグリム童話は、現在ひろく知られている内容と異なる点もあります。一部の残酷な場面が、翻訳や映画化などによってやわらかい表現になったり、削除されたり、子どもが接しやすくなるように変化していきました。しかし、3人の絵本画家たちが手がけた絵本原画や挿絵をみていくと、私たちが親しんだグリム童話の魅力には、楽しさ、かわいらしさ、面白さだけでなく、昔からある物語が本来持っている、ぞっとするような怖さや厳しさがあるのだと気づかされます。
スイスの世界
3人の絵本画家を生み出した国、スイスに関連する作品を紹介します。
クライドルフは、子どもの頃からスイスの大自然に魅了され、スケッチブックを抱えて森や野原を歩きまわり、草花や昆虫を採集して観察することに熱中しました。『花のメルヘン』などでは草花や昆虫を擬人化した作品を描いています。クライドルフにとって、アルプスの自然は、絵本をつくるきっかけであり、絵の題材であり、インスピレーションを与えてくれる存在だったのでしょう。
ホフマンの描いた『スイスの伝説』のお話は、スイスの厳しい自然環境を示すように、ハッピーエンドで終わる話ばかりではなく、理不尽で恐ろしい話も多くあります。晩年のホフマンは、その複雑な内容を美しい色彩とユーモアに溢れる挿絵で表現しています。
フィッシャーの『こねこのぴっち』に登場するりぜっとおばあさんの家は、スイスの山岳地帯でみられる三角屋根のシャレースタイルです。
数多くの動物とともに暮らしているようすや、夜には狐やフクロウがやってくる自然の豊かさから、スイスの生活を想像することができます。
ギャラリートーク「スイスの自然に育まれた絵本たち」
日時:2023年4月8日(土) 13:30-14:30
講師:武井利喜氏(小さな絵本美術館 館長)
予約不要 *最新情報は当館ウェブサイトをご覧ください。
主催:ベルナール・ビュフェ美術館
協力:小さな絵本美術館、アサヒビール大山崎山荘美術館
後援:静岡県教育委員会、長泉町教育委員会、清水町教育委員会、裾野市教育委員会、沼津市教育委員会、三島市・三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送