川島 小鳥|つきのひかり あいのきざし

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会 期
20181020日 -  20181118
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
Gallery MoMo Ryogoku
情報提供者/投稿者
開催場所
GALLERY MoMo Ryogoku
住所
〒130-0014 東京都
墨田区亀沢1-7-15
最寄り駅
両国
電話番号
03-3621-6813

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 GALLERY MoMo Ryogoku では、10月20日(土)から11月18日(日)まで川島小鳥の写真集「つきのひかり あいのきざし」の出版を記念し、個展を開催いたします。9 月30 日に発売されるこの写真集は、展覧会場特別特典付きで、会場にて販売する予定です。
 川島は、初期より主に人物とその周辺にある風景を撮影し続けています。『BABY BABAY』(2007)や『未来ちゃん』(2011)では、ドキュメンタリー映画のように一人の人物を追い記録し、その被写体が見せる一瞬の表情を逃さない作品は多くの人を魅了しました。一方『明星』(2014)は、足掛け三年通った台湾が舞台となっており、台湾の様々な人を被写体として選びました。現実の台湾という国で実在した人々を撮影したにもかかわらず、見る人をどこか違う星の物語のようなファンタジーの世界に誘い込み、高い評価を得て、第40回木村伊兵衛賞写真賞を受賞しました。
 近年、俳優を撮影した『20歳の頃』や『道』では、少女から女性へ、少年から青年へと変化して行く過渡期を捉えた作品を発表しています。子供でも大人でもない瞬間を捉えた作品は、被写体が見せるあどけない子供のような表情や、大人びたどきっとする表情と一緒に見ることで、より印象的に、そして見るものをより強く惹きつけます。
 今回の写真集には、女優・尾野真千子と共に台湾と奈良を旅し、二人だけで共有した時間を、自身初となるモノクローム写真を中心に収録しています。色彩にとらわれることなく、陰影の世界に光を求めた川島の写真に映る尾野真千子は、身近な人との関わりの中で少女のようなおどけた表情やポーズを見せ、また両親の前で子供に戻ったような表情をのぞかせて、カメラの前の被写体という意識を感じさせないほど素のままの姿を見せています。
 それだけではなく、懐かしさを抱かせる台湾の街中や、自然の中で尾野が一瞬見せたありのままの表情を川島はストレートに受け止め、それは現実の世の中から隔離され、一人取り残されてしまったような不安や孤独の入り混じる表情で、女優・尾野真千子というより、同じ時代を生きている一人の女性として写し出されています。同世代の女性たちが感じる世の中の生きづらさや、揺れ動く感情などを読み取ることができるかもしれません。
 尾野自身が『ここに私はいます。』と今回の写真集に寄せているように、川島は、彼女が持つその時々の様々な表情を彼独自の距離感でとらえ、孤独やその中にある人間としての美しさを繊細に感じ取り写真に残そうとしています。初期の作品を思い出させるポーズや表情はあるものの、川島が作り出すファンタジーの要素は薄れ、被写体のリアルで自然な一瞬を切り取っており、今までの作品からの新たな展開を伺わせます。
 今展では、写真集に収録されなかった作品もプロジェクターで投影し、発表する予定です。二人が台湾や尾野が育った奈良を巡った時間を、より多くの作品で辿ることで、リアルな二人の関係を見ることができ、撮るものと撮られるものの共作であることが理解されるでしょう。尾野真千子の優しさや憂い、そしてミステリアスな表情をとらえた作品を是非、ご高覧いただければ幸いです。

作家コメント
「真千子さんが目の前に立っているのを見ると、ふいに切ない気持ちになる。世界にたったひとりでいるような、さみしさを感じる。それは台湾の街中でも、奈良の山奥でも変わらない。何かとても美しい何か。ふたりで共有した時間の中で、写真に残せたものは何だろう。」   
2018 年 川島小鳥

関連イベント

オープニングレセプション: 2018 年10 月20 日(土) 18:00 - 20:00

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