開催時間 |
11時00分 - 19時00分
入館は閉館の30分前まで |
---|---|
休み |
月曜休館(ただし12.24は開館)
|
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
|
この情報のお問合せ |
トーキョーアーツアンドスペース
|
情報提供者/投稿者 |
|
住所 |
〒113-0033 東京都
文京区本郷2-4-16 |
---|---|
最寄り駅 | 御茶ノ水 |
電話番号 | 03-5689-5331 |
現像(キオ・グリフィス+細淵太麻紀)による「photopia/scotopia-東京 現像 Vol.4」を開催します。
「現像」は現代写真の可能性とバーチャル化した暗室から浮かぶグローカル論を思慮した主宰者、細淵太麻紀とキオ・グリフィスによるプロジェクトで、2017 年より写真冊子「現像」を発行してきました。従来の暗室での現像プロセスが失われつつある現在、印刷、インスタレーション、展示、リサーチ、テキストなど、様々な表現を編集していくアクションを「現像」と捉え、像が浮かび上がるまでのプロセスを体現していく試みを、様々な形でおこなっています。
今回は、トーキョーアーツアンドスペースの主催する「OPEN SITE 2018-2019」の一環として、公開編集として、展示を開催する運びとなりました。
またこれに際しまして、会期前より会期中にかけて「東京」の写真を広く集めています。
「現像」 とは?
「現像」は、写真と文章からなる冊子として始まり、表現のコンセプトや価値を見直すところから始まりました。わたしたちのあつかう「写真」とは、見ること/見られることのメタファーであり、見られたものの内に潜む無意識性のようなものにも着目しています。 そして、わたしたちのもつ「現像」のイメージは、像が浮かび上がるまでのプロセスそのものであり、それは決して最短距離を目指すものではありません。従来の暗室での「現像」プロセスが失われた現在、印刷、インスタレーション、展示、リサーチ、テキスト、など様々な表現を編集していくアクションを「現像」と捉えています。
「現像」は現代写真の可能性とバーチャル化した暗室から浮かぶグローカル論を思慮した主宰者、細淵太麻紀とキオ・グリフィスによるプロジェクト。これまでに100部限定の小冊子を2号まで発行、3号は現在出版準備中。artbook@ Hauser & Wirth(ロサンゼルス)、creative Shop & Gallery 北仲COOP(横浜)、Gallery Lara Tokyo(東京)、CAI現代芸術研究所(札幌)、インターネット等で販売している。
ユニットとしての「現像」は2017年8月結成。定期的な冊子の刊行を軸に、今後は新たにスペースを設けたり、旅をしながらプロジェクトをしかけたり、社会や人々と様々なかたちで出会いながら、多角的に活動を展開していく。
Kio Griffith (キオ・グリフィス)略歴
1963 年神奈川県生まれ/ロサンゼルス(米国)・日本拠点
ヴィジュアル・サウンドアーティスト、キュレーター、エディターとして、主に日本とアメリカを拠点に活動を展開する。あいちトリエンナーレ2016 にて、環太平洋地域を中心にさまざまな言語で語られた「色」にまつわるメッセージを集め、その「声」をオーケストレーションする作品『White House』を発表。『Artillery 2015 1-2 月号』アジア特集号編集長、六本木アートナイトにて個展『珊瑚海』(Gallery Lara Tokyo 2015)、クロアチアビエンナーレ『Phlogiston』(Split Museum of Fine Arts, Croatia 2015) 等に参加。2017 年には前年にEmerging Curators program at LACE (Los Angeles Contemporary Exhibitions)に選出された展覧会『THE ECSTASY OF MARY SHELLEY』の企画/キュレーション。また同年、日本の写真家/映像作家/編集者/キュレーターにて構成された『Transit Republic』をSanta Monica Arena1 Gallery にて開催。これはART BRIDGE (主宰:港千尋氏)のロサンゼルス特集号といえ、出版の形態を変容し展示/取材/リサーチを伴った越境芸術祭というプロジェクトの出発点となった。現在の主な活動として、国際交流基金ロサンゼルス支部ゲストキュレーター、「現像」(発行・編集)、松本のプロジェクトスペース「OOTE41221」の運営、香川県沖之島でのプロジェクトも進行中。
細淵太麻紀(ほそぶちたまき)略歴
多摩美術大学でグラフィックデザインを専攻、主に写真を学んだ後、PHスタジオにて「都市に棲む」をテーマに美術と建築の分野で活動。国内外での展覧会や野外でのプロジェクトなどに多数参加。2004年よりBankART1929の立ち上げから企画運営全般にかかわり、以降アートコーディネートを中心に活動。2017年から写真や視線をテーマとしたプロジェクト「現像」を共同主宰。
祖母は大工の棟梁の娘。祖父は鳶の頭の息子。
◎ オープニング・トーク
日時:2018年11月23日(金・祝)16:00-17:30 ※ 会期前日に開催します
ゲスト:毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教授/公募プログラム審査員)
◎ 現像トーク
日時:2018年12月15日(土)16:00-17:30
ゲスト:笠原美智子(石橋財団ブリヂストン美術館 副館長)
クリップした展覧会はありません。