開催時間 |
9時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
---|---|
入場料 |
有料 大人430円(370円)、高校・大学生210円(160円)、中学生以下無料 ※( )内は団体料金(20名以上) |
作品の販売有無 |
展示のみ
|
この情報のお問合せ |
土門拳記念館
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒998-0055 山形県
酒田市飯森山2-13 |
---|---|
最寄り駅 | 酒田 |
電話番号 | 0234-31-0028 |
土門拳賞受賞のことば
モノとしての佇まいに惹かれ
1995年から本と本の置かれている環境を主題に、夢中になって取り散らかし続けて20年以上が経ちました。撮り溜めた写真を「みすず書房旧社屋」。「先生のアトリエ」、「本の風景」の3つの主題にまとめ、写真集「BIBLIOTHECA」シリーズとして作ることができました。
本の内容について知りたかったのではありません。造本の美しさ、「モノ」としてのたたずまいに惹かれ撮影を始めました。
本にまつわる数々について無知の私が、「モノ」として撮影するだけでよいのかという迷いが頭の隅に常にあり、それでも何ともいえぬ力に押され撮影を止めることにななりませんでした。
シバシムシが夜空の星屑のように穿ち抜いた室町時代の経文の修復作業の側では、戦後の貧しい時代の子ども達がむさぼり読んだであろう「サザエさん」も修復中で、子ども時代を思い出しました。痛々しく包帯を巻かれたボロボロの本に驚き、小学位1年生が付せんでブロッコリーのようにした辞書に笑い、時代、社会、人々の営みを背景に無限に広がっている「本」の世界の魅力に気付いていきました。
どこへも中型カメラ「ゼンザブロニカS2」(6x6判一眼レフカメラ1965年発売)に、ニコンのレンズを付け、モノクロのフィルムを装填、小さなレフ版を担いで出かけました。
土門拳賞とは【毎日新聞社主催】
リアリズム写真を確立した巨匠・土門拳の業績をたたえ、1981年(昭和56年)に毎日新聞社により設立された、日本でも有数の権威ある写真賞です。毎年1月から12月までの間に作品(写真集、展覧会など)を発表し、優れた成果をあげた写真家が受賞の対象となり、その受賞作品は土門拳記念館にパーマネントコレクションされます。
■土門拳賞受賞作家 潮田登久子氏ギャラリートーク
10月13日(土)14時~ 参加無料(要入館料)