~生誕200年記念~ 幕末の北方探検家 松浦武士四郎展

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会 期
20180924日 -  20181209
開催時間
10時00分 - 16時30分
入館は閉館の30 分前まで
休み
月曜日(ただし、9月24日、10月8日は開館)、10月9日(火)
入場料
有料
一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料  ※団体割引は20名以上
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
03-5777-8600(ハローダイヤル) 英語版ハローダイヤル案内03-5777-8686
情報提供者/投稿者
開催場所
静嘉堂文庫美術館
住所
〒100-0005 東京都
千代田区丸の内 2-1-1 明治生命館 1 階
最寄り駅
東京
電話番号
050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細

展覧会内容

 「幕末の北方探検家」「北海道の名付け親」として知られる松浦武四郎(1818-1888)をご存じですか?武四郎は伊勢国一志郡須川村(現在の三重県松阪市)の郷士の家に生まれました。10代半ばで全国を巡る旅の第一歩を踏み出し、旅の巨人とも称せられます。そして、彼の生涯はこの並外れた好奇心と実行力に貫かれていました。
 その好奇心と実行力が最大限に発揮されたのが「北方(蝦夷地)探検」でした。当時の蝦夷地に6回も渡って調査し、初めて内陸部まで詳細に記した地図を作成しました。また、明治2年(1869)、蝦夷地の新たな地名の選定を任され、「北加伊(海)道」という名を選びました。「北のアイヌの人々が暮らす大地」という思いを込めた命名です。ここには、彼とアイヌの人々との強い結びつきがあらわされています。
 さて、武四郎のキーワードはこの2つだけではありません。彼は「古物の大コレクター」でもありました。現在、静嘉堂では約900点にのぼる武四郎蒐集考古遺物を収蔵しています。これらを4年かけて整理し、2013年、初めて松浦武四郎蒐集コレクションお披露目の展覧会を開催致しました。静嘉堂に収蔵された経緯は不明ですが、或いは、静嘉堂の創設者岩﨑彌之助の深川別邸を手掛けた大工頭柏木貨一郎と武四郎が交友関係にあったことが影響しているのかもしれません。
 生誕200年の記念の年。本展示では、「幕末の北方探検家」そして「古物の大コレクター」という2面に焦点を当て、幕末・明治前期を生きた稀有な存在、松浦武四郎の姿をご紹介します。その多彩な事蹟に是非ご注目ください。

展示構成
Ⅰ幕末の北方(蝦夷地)を知る!
北海道命名150年の本年。それまで「蝦夷地」と呼ばれていた大地について、当時の人々はどのような知識を持っていたのでしょうか。さまざまな文献から“北の大地”の情報をたどり、その中で武四郎の“北方探査”の持つかけがえのない意味を改めて確認していきます。

Ⅱ松浦武四郎コレクションの世界
明治3年、全ての官職から退いた武四郎は、古物の大コレクターとして精力的に活動を開始します。あらゆるジャンルにわたる膨大なコレクション。それは単に“個人の趣味のコレクション”だったのでしょうか。古物蒐集を通して彼の目指した世界を探ります。

関連イベント

1.講演会
 「好古家松浦武四郎の眼」  内川 隆志 氏(國學院大學博物館副館長)
 2018年10月7日(日)

 「祭祀の中の勾玉」  椙山 林継(すぎやま しげつぐ) 氏(國學院大學名誉教授)
 2018年10月21日(土)

 「松浦武四郎 八面六臂の大活躍」 山本 命 氏(松浦武四郎記念館主任学芸員)
 2018年11月18日(日)

2.河野元昭館長のおしゃべりトーク!
 「川喜田半泥子私論」(仮) 河野 元昭(静嘉堂文庫美術館 館長)
 2018年10月14日(日)

1・2共に地下講堂にて 定員120名、午後1時15分開場、午後1時30分開始(約90分予定)
※各会とも、当日開館時より整理券配布(1名様につき1枚) ※整理券の番号順にお入りいただきます。

3.ワークショップ(要事前予約・有料<1,000円>)
 11月11日(日)午後1時~4時  地下講堂にて 定員20名
 「オリジナル勾玉作りに挑戦!」(蠟石を削って勾玉を作ります) (講師:内川隆志氏<國學院大學博物館副館長>)
 ※電話・FAX・メールにてお申し込みください。 TEL:03ー3700ー2250 FAX:03ー3700ー2481 メール(toiawase@seikado.or.jp)

4.‶アイヌの文化に親しみましょう!” コンサート 演奏グループ:Musica Hokkaido(代表者:居壁太氏)
 10月6日(土)午後2時~3時(予定)  地下講堂にて 自由席100名
 武四郎が見た北海道の源流・アイヌ文化を、音楽と物語で辿ります。

5.静嘉堂クリスマスコンサート
 12月8日(土)午後3時~4時(予定) 自由席120名
 元東京交響楽団員による弦楽四重奏で優雅なひとときを。

4・5共に予約不要。地下講堂にて 開始1時間前より整理券配布(1名様につき1枚) ※整理券の番号順にお入りいただきます

6.呈茶<立礼式>(お抹茶と和菓子)
 9月29日(土)①午前11時~12時30分 ②午後1時30分~3時  地下講堂にて 定員:各回75名(先着順)
 ※呈茶券(500円)は、当日受付にて販売

7.松阪牛試食会
 11月10日(土)午前11時から 先着100名
 ※試食券(500円)は、当日受付にて販売 (1名様につき1枚限定)

【列品解説】
10月4日(木) / 10月18日(木)・・・午後2時~  11月3日(土・祝) / 11月24日(土) / 12月1日(土)・・・午前11時~

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