開催時間 |
18時00分 - 18時00分
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情報提供者/投稿者 |
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住所 |
〒709-0816 岡山県
赤磐市下市92-1 |
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最寄り駅 | 瀬戸 |
電話番号 | 086-955-4548 |
16年前、黒谷和紙に出会いました。生成り色の楮紙です。旅に出るときは和紙を丸めて持ち歩き、そこに感じたことを描いていきました。
絵を書いているときはいつも和紙の素朴な強さに降参している自分がいて、和紙の持つ力に圧倒されていました。素朴な紙なんですけどね・・・。いつしか漉いてみたいと思うようになり13年前黒谷和紙に来ました。
日々和紙を作りながら、和紙を使い、作品制作をしています。10年前に一緒になった妻は、子育ての合間に和紙でカバンを作り家族そろって和紙の宣伝に行くこともしばしば。築100年の古民家を借り、壁、天井、床、テーブルまで和紙を貼り、和紙に囲まれた生活を送っています。
「和紙って何?」と聞かれると、
「和紙が生まれたずっと昔から、人々の目に美しく、そして今も美しく、これからもずっと美しいと思えるもの」
世の中を見渡すと、大量生産・大量消費の時代の中にあっても、ずっと昔から輝き続けてきたものがまだあるように思います。私にとって和紙がそのひとつで、作品制作や発表を通じてその魅力を表現しています。
創る和紙職人 ハタノワタル
●黒谷和紙とは
京都府綾部市の山間にある小さな集落で、平家の落ち武者が約800年前にはじめたとされています。楮を主に、古来からの紙漉きの製法を守っている全国にも数少ない純手漉きの和紙の産地で、京都府の無形文化財に指定されています。
[個展情報より転記]
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