開催時間 |
10時00分 - 18時00分
入館は17時30分まで |
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休み |
月(ただし 9月17日、24日、10月8日は開館)、9月18日、10月9日
※加藤土師萌命日の9月25日(火)は特別開館 |
入場料 |
有料 一般 900円(800円)、大学生 700円(600円)、高校生以下無料 ※( )内は20 名以上の団体料金 ※障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方1 名まで無料 ※11月3日(土・祝)文化の日は観覧無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
岐阜県現代陶芸美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒507-0801 岐阜県
多治見市東町4-2-5 |
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最寄り駅 | 多治見 |
電話番号 | 0572-28-3100 |
加藤土師萌(かとうはじめ・1900-68)は、富本憲吉と並んで色絵磁器の陶芸家として広く知られています。1900年、愛知県瀬戸に生まれて地元で図案を学んだ後、多治見の岐阜県陶磁器試験場に迎えられ、さらには横浜の日吉に窯を築き、陶芸家として独立しました。1955年には東京芸術大学教授となって教鞭を執るかたわら、苦心の末に中国色絵磁器のなかでも最も難しいとされた「黄地紅彩」や「萌葱金襴手」などを再現し、1961年に色絵磁器で人間国宝に認定されています。晩年、皇居新宮殿におさめる萌葱金襴手菊文蓋付大飾壺の制作に没頭し、完成間近の1968年に他界しました。
本展覧会は、加藤土師萌の没後50年を記念し、初期の岐阜県陶磁器試験場で制作された作品をはじめ、その後の横浜時代に手掛けられた多彩な技法による作品、海外を訪れた際の街並みや陶磁器を描いたスケッチなどによって、幅広い創作活動を紹介します。
[みどころ]
加藤土師萌の初期から晩年の作品が集結!
加藤土師萌は、生誕地の瀬戸、岐阜県陶磁器試験場に迎えられた多治見、陶芸家として独立し、人間国宝となる横浜の各地で制作をおこなっています。本展では、それぞれの地で作られた作品について、その変遷をたどりながら紹介します。
およそ90 年ぶりに里帰り!
加藤土師萌の傑作の一つ、《葱文大皿》。岐阜県陶磁器試験場に勤務していた昭和5年(1930)開催の第11回帝国美術院展に出品して入選し、会場を訪れていた秩父宮雍仁(やすひと)親王が自ら選ばれ、買い上げられたものです。長らく静岡・御殿場の別邸に飾られ、殿下が亡くなられたのちは昭和天皇に献納されて御物となり、現在は宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵となっています。このたび、およそ90 年ぶりに岐阜へ里帰りします。
抜群の画力!加藤土師萌のスケッチ
加藤土師萌は旅行に出かけた折には必ず、時間さえあればスケッチをしていたと言われています。今回、大量に残されていた陶磁器をはじめ街並みや人物、植物を描いたスケッチのなかから、選りすぐりを出品します。
関連展示も充実!
関連展示としてギャラリーⅡでは、加藤土師萌が商品化に関わった精炻器(せいせっき)や、岐阜県陶磁器試験場で薫陶をうけた人たちの作品も紹介します。加藤の量産品に対するデザインや後進の育成など、メイン展示とは異なる角度からアプローチします。
■記念講演 「試験場と加藤土師萌」
9月23日(日) 14:00‐15:30
講師:加藤孝造氏(陶芸家・重要無形文化財「瀬戸黒」保持者)
会場:美術館プロジェクトルーム
定員50名(先着順)*聴講無料、要事前申込
■ワークショップ 「加藤土師萌の器で楽しむ煎茶」
9月24日(月・祝) 14:00‐15:30
席主:加藤景友氏(煎茶道薫風流家元)
会場:セラミックパークMINO 茶室
参加費500円 定員20 名 *要事前申込
■ワークショップ 「精炻器(せいせっき)をつくろう!」
10月21日(日) 14:00‐16:00
指導:精炻器研究会
会場:美術館プロジェクトルーム
参加費500 円 定員20 名 *要事前申込
■8mm フィルム&スライド鑑賞
10月27日(土) 14:00‐15:30
加藤土師萌が海外等で撮影した映像を当館担当学芸員が解説
※参加無料、事前申込不要
■ギャラリートーク
9月16日(日)、10月20日(土) 14:00‐15:00
当館担当学芸員による展示解説
※要観覧券
主催:岐阜県現代陶芸美術館
協賛:加藤智子氏
特別協力:東京国立近代美術館
企画協力: 神奈川新聞社
助成:公益財団法人 とうしん地域振興協力基金
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