開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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休み |
日・月・祝
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
MIZUMA ART GALLERY
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒162-0843 東京都
新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F |
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最寄り駅 | 市ヶ谷 |
電話番号 | 03-3268-2500 |
ミヅマアートギャラリーでは10 ⽉24 ⽇(⽔)より、森淳⼀展「⼭影(さんえい)」を開催いたします。
2014 年の「tetany」以来4 年ぶりの個展となる本展は、久々の発表となる⽯彫に加え、⽊彫、油彩、陶と多様性に満ちた作品群で構成されます。
本展のタイトルでもある作品《⼭影》は、作家の故郷・⻑崎市の中⼼にある、⾦⽐羅⼭という⼭がモチーフとなっています。標⾼366m の穏やかな低⼭ですが、⻑崎の原爆投下時に多くの⽣死を分けた場所でもあります。
被爆者の中には、この⼭を越えて逃げようとし、⼭中で⼒尽きる⼈々が多くいました。⼀⽅、爆⼼地から⼭を挟んだ旧市街地では、原爆の爆⾵が遮られ、命を取り留めた⼈々もいたと⾔われています。
今回森淳⼀は、⿊⼤理⽯を素材にこの⾦⽐羅⼭の制作に取りかかりました。
制作の発端になったという、聖⺟⼦像の「ピエタ」。
なだらかな⼭の起伏が、キリストの亡骸を抱えたマリアが纏う布のドレープを連想させると同時に、森はその存在にピエタと似た神々しさを⾒出していました。さらに制作を進めるにつれ、俯瞰した⽯のドレープの下に、⾻張った⼿⾜や、⼈間が蠢くような気配を感じとっていったと⾔います。
滑らかな⿊い⾯の下の、壮絶な⽣と死、そして光と影。まさに現代のピエタと⾔えるかもしれません。
この⼭の麓で⽣まれ育った作家にとって、⽯を彫り進めていく過程は、慣れ親しんだ⼭中に⼀歩⼀歩、⾜を踏み⼊れて⾏くような感触に近いものだったと⾔います。
歴史の影に光を当て、作家⾃⾝の過去を辿った本作は、森淳⼀の新たな代表作となるでしょう。ぜひご⾼覧を賜われましたら幸いです。
森 淳⼀ : 彫刻家。1965 年⻑崎県⽣まれ。1996 年東京芸術⼤学⼤学院美術研究科彫刻専攻修了。2016〜17 年⽂化庁新進芸術家海外研修制度によりイタリアに滞在。神奈川在住。東京芸術⼤学美術学部彫刻科准教授。主な展覧会に「tetany」(ミヅマ アートギャラリー、2014-15 年)、グループ展に「AN10-MOT アニュアル 2010 : 装飾」(東京都現代美術館、2010-11 年)など。
オープニングレセプション:10 ⽉24 ⽇(⽔)18:00 - 20:00