開催時間 |
11時30分 - 19時00分
最終日は17:00まで |
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
g-hinoki@axel.ocn.ne.jp
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒104-0031 東京都
中央区京橋3-9-9 ウインド京橋ビル2F |
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最寄り駅 | 宝町 |
電話番号 | 03-6228-6361 |
岸田孝一&伊藤昌夫のふたりによるジャム・セッション「CRAZY DUO」は今年で3回目です。
今回のテーマは「ゲシュタルト崩壊」:
ひとつのまとまりを持った構造(形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまうという現象を指します。ある意味で現代美術の特徴をあらわしたコトバだといえるでしょう。
今回の展覧会では、ふたりの作家が、それぞれ得意とする画材(伊藤は computer graphics、岸田は mixed mediaの小品タブロー群)を用いてゲシュタルト崩壊の諸相を提示します。
作家のコメント
岸田孝一
故・中島敦に『文字禍』という短編がある。ひとつの文字を長時間見つめていると、いつの間にか個々の断片的記号に分解され、本来の意味が失われてしまうという現象を追及した古代アッシリアの老哲学者の物語。最後は文字の霊に報復され、地震で崩壊した図書館のなかで文字を刻まれた粘土板に押しつぶされてしまう。文字を含めてさまざまな記号をもてあそび、その意味を追及する現代のアーティストたちにも、いつの日か同じような運命が待っているのかもしれない。
伊藤昌夫
皮膚から得る感覚が、もっとも原始的な思考能力を形成するという Anzieu の説に、ここ10年ほど取り憑かれています。
この考えを適切に表現することは不可能なように思えますが、くじけずトライを続けていこうと考えています。