古野達也 写真展「実 在 / Being」

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    会 期
    20180916日 -  20180930
    開催時間
    12時00分 - 20時00分
    最終日17:00まで
    休み
    *水曜日休廊
    入場料
    無料
    この情報のお問合せ
    inquiry@altmedium.jp
    イベントURL
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    Alt_Medium
    住所
    〒161-0033 東京都
    新宿区下落合2-6-3 堀内会館102
    最寄り駅
    高田馬場
    電話番号
    03-5996-8350

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    古野達也は「TIFF Open competition」(ポーランド)や「塩竈フォトフェスティバル2018 写真賞」にて特別賞を受賞するなど、近年活躍が著しい若手写真家です。
    私たちは日常、事物をそれぞれ名付けられた(言葉によってフレーミングされた)ものとして、そして、
    それらの集合を世界として扱っているのではないでしょうか。そうした中で古野の作品は、カメラのフレームを用いて、そのような認識を中断し、世界を「見慣れない」ものとして出現させる試みともいえるでしょう。
    そのためそこに写される事物の姿は、簡単に名付けられることを拒むかのような、どこか不安な在り方をしています。しかし、そのイメージは同時に、「見慣れた」印象から解放された、静けさにも似た新鮮さを湛えています。
    写真というメディウムへのしたたかな思考を持つ作家の試みを、この機会にぜひご覧ください。

    −Alt_Medium

    ===

    『実 在』
    見えているものと、感じるもの、二つによって生じた空隙が埋まらず、確かに見てはいるが、その実感を得られない時がある。
    その状況に没頭していると、その空隙こそが、形のある生き生きとした存在のように感じられる。
    見たものがそのものという事を超え、私を静かに揺さぶり続けるものを写真に捉えた。

    ===

    見ること、感じることの曖昧さへの関心が制作の動機となっています。
    作品としてまとめてきた写真を見ていると、何かを発見した時のような喜びを感じます。
    同時に、理解されることを拒むような有り様が、私を強く揺さぶります。
    幸運にもそういった写真を得ることは、私が生活する世界を見つめ直す契機となります。
    当たり前のように目にする物の中に、理解しがたい奥行きがある、そのコントラストによって、世界が新鮮なものとして目に映ります。
    見えているものを当たり前とせず、ありふれた物こそ写真に捉えたいと考えています。

    -古野達也

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