開催時間 |
9時30分 - 17時00分
※金・土曜日、10月31日(水)、11月1日(木)は21:00まで ※入館は閉館の30分前まで。 |
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休み |
月曜(10月8日[月・祝]は開館)、10月9日(火)
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入場料 |
有料 一般1,200(1,000/900)円、大学生900(700/600)円、高校生700(500/400)円、中学生以下無料 *( )内は前売り/ 20名以上の団体料金 *障がい者とその介護者一名は無料です。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
東京国立博物館
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-8712 東京都
台東区上野公園13-9 |
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最寄り駅 | 上野 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
マルセル・デュシャン(1887-1968)は、伝統的な西洋芸術の価値観を大きく揺るがし、20世紀の美術に衝撃的な影響を与えた作家です。
この展覧会は2部構成で、第1部「デュシャン 人と作品」展では、フィラデルフィア美術館所蔵の世界に冠たるデュシャン・コレクションより、油彩画、レディ・メイド、関連資料・写真など、計150余点によって、彼の創作活動の足跡をご覧いただきます。デュシャンの革新的な思想に触れることで、知的刺激に満ちることでしょう。
第2部「デュシャンの向こうに日本がみえる。」展は、東京国立博物館の日本美術コレクションで構成、もともと西洋とは異なった社会環境のなかで作られた日本の美術の意味や、価値観を浮かび上がらせ、日本の美の楽しみ方を新たに提案しようとするものです。
デュシャンの作品を日本美術と比べて見ていただく世界ではじめての試みです。
[展示構成]
第1部マルセル・デュシャン没後50年記念「デュシャン 人と作品」 The Essential Duchamp
第1部は、フィラデルフィア美術館が企画・監修、アジアの3会場で巡回開催する「デュシャン 人と作品」(The Essential Duchamp)展です。「現代美術の父」と称されるマルセル・デュシャン(1887-1968)の作品および関連文献資料、写真などにより、デュシャンの人生と60年以上にわたる芸術活動を時系列でたどります。
展覧会を通して語られるのは、彼の人生そのものです。フランスおよび米国での彼の生涯においてカギとなる場面や重要な活動、また人間関係を概観、彼の作品や現代美術における重要性を紹介するとともに、彼の多様な人となり、さらに、芸術と生活の垣根をなくそうとするさまざまな試みを紹介します。展示作品は、1912年ニューヨークで発表、デュシャンを一躍有名にした《階段を降りる裸体 No. 2》をはじめとする絵画、便器を「アート」にした《泉》を含むレディメイド、映像、写真や、豊富な 関連の文献・写真資料など、フィラデルフィア美術館が誇る世界有数のデュシャン・コレクションが一堂に会します。
生涯を通じてデュシャンは「決して繰り返さない」「同じことをしない」よう、常に新しい表現方法を模索し続けました。一方、その根底に流れるコンセプトや表現モチーフは一貫しています。このある種の矛盾と、それぞれの時期の彼の制作物・行為がつながっていることを、作品と資料で明らかにしてゆきます。
第2部「デュシャンの向こうに日本がみえる。」 ※会期中に展示替えがあります。
第2部は、もともと西洋とは異なった社会環境のなかで作られた日本の美術の意味や、価値観を浮かび上がらせることによって、日本の美の楽しみ方を新たに提案しようとするものです。
たとえば、「竹一重切花入」は、千利休(せんのりきゅう)が天正18年の小田原攻めに同道し、 伊豆韮山(にらやま)の竹をもって作ったといわれた作品をもとに作られたものです。真竹の二節を残し、一重の切れ込みを入れた簡潔な作です。利休は陶工など職人が精巧に作った器や花器ではなく、傍らにあった竹を花入に用いて絶大な価値を持たせました。これは、究極の日常品(レディメイド)です。
また古来、日本の絵画は、記号化された形象によって事物を表現していました。つまり視覚的なリアリズムが、ほとんど求められていませんでしたが、江戸時代の浮世絵師・写楽は伝統的な絵の描き方を学ばなかったため、女形を演じる役者を男として描くなど、歌舞伎役者を見たままに描こう(リアリズム)として非難されたのでした。
さらに東洋において書は、造形の最上位に置かれたのですが、日本では絵画や諸工芸とも密接に関わりました。能書家の光悦(こうえつ)が、俵屋宗達(たわらやそうたつ)など一流の絵師に下絵を描かせ、その上に文字を書しました。
その文字の形は、字の示す意味だけでなく、文字そのものの形と配置が美と直結したものでした。
主催:東京国立博物館、フィラデルフィア美術館
協力 :日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社
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