⼤和⽇英基⾦アートプライズ受賞記念展  ケイト・グルービー「Pure Pleasure」

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会 期
20180912日 -  20181013
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
日・月・祝
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
MIZUMA ART GALLERY
情報提供者/投稿者
開催場所
MIZUMA ART GALLERY
住所
〒162-0843 東京都
新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
最寄り駅
市ヶ谷
電話番号
03-3268-2500

詳細

展覧会内容

ケイト・グルービーは1979年英国リーズ⽣まれ、現在ヨークシャー及び南フランス在住。オックスフォード⼤学ラスキン・スクール・オブ・アートにて学⼠号を取得後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修⼠課程にて絵画を学びました。2009年から3年に⼀度⾏われている⼤和⽇英基⾦アートプライズの歴史の中で、本賞を受賞した初の⼥性作家となります。

ケイト・グルービーは⼈との出会いや、共に過ごした時間から⽣まれる関係性をテーマに、絵画制作・パフォーマンスを⾏ってきました。特にこの3年間は⾃分⾃⾝、友⼈、またはパートナーをモデルとしてキャラクターを創造し、個⼈的な経験を作品の中に描き出してきました。その対象はとても個⼈的なものでありながら、制作プロセスを経て、誰もが共感できるような性格や感情、例えば、恐れ、完璧さ、憎しみ、勤勉さ、臆病、喜びなどを備えたありふれた⼈物像へと変容していきます。

その制作は、⽇記のようなドローイングや⽔彩の習作を元に、床に置かれた⼤きなキャンバスの上を、⽂字通り横断しながら描いていきます。まさに⾃分の体を伸縮させて動かす絵筆からは、⾝体に沿った⾃然な形が表情豊かに⽣みだされます。

本展は、「Pure Pleasure」(純粋な喜び)と題したシリーズで構成される予定です。2年前にパートナーの⼥性との海外放浪中、滞在先のロサンゼルスで観たピカソの「Man and Woman(男と⼥)」と題したペインティングに触発されたことが制作のきっかけとなりました。

その時のことを作家は「絵画史の中で描かれてきた⼥性像は、男性の性的⽬線を通して描かれたものか、もしくは⾃画像であり、⼥性の性的視線を通して⼥性の恋⼈を描くという隠された視線に関⼼を持った」出来事だったと語っています。そこから、作家のパートナーを被写体としたヌード、肖像画の制作が進められました。

さらにその制作は、セットとしての背景を描き、布に裸体を描いて⾐装とし、⾃ら作曲した⾳楽を使って⼨劇を演じるというパフォーマンス映像として昇華され、平⾯としての肖像画に命が吹き込まれるかのように、作家の⾝体を通してしなやかに、⽣き⽣きと展開されていきます。

伸びやかに描かれた線と、ユートピア的とも⾔える眩しい⾊彩が織りなす展⽰空間に⾝を委ねた時、まさに触れんとする⾁体の感覚が無防備な鑑賞者の喜びを誘発するかもしれません。
ケイト・グルービーのアジア初となる本個展を是⾮ご⾼覧ください。

[⼤和⽇英基⾦]
⼤和⽇英基⾦は、1988年、⼤和証券株式会社(当時)の寄付により、英国の⾮営利団体(チャリティー)として設⽴されました。英国と⽇本の相互理解の促進を⽬的としており、次の活動を柱にしています。主な活動内容は以下の通り。
・⽇英関係への貢献に意欲的な個⼈・様々な団体のプロジェクトに助成⾦を贈呈。
・英国の⼤学卒業者を対象とし、⽇本と⽇本語を研究する奨学⾦を授与
・年間を通して、英国における⽇本理解を促進するイベントを開催。
⼤和ジャパンハウス(ロンドンの基⾦本部)は、英国における⽇英交流の拠点として、セミナー、展覧会、出版記念会など様々なイベントを開催しています。
また、⽇本関連の会合のための会議室、短期滞在者⽤の研究スペースも備わっています。
東京事務局では、⽇本での活動業務を担当し、⽇本に滞在する⼤和スコラーのサポート、国内の助成申請の事務を担当しています。他の⽇英関係機関とも連携しており、⼀般的な問合せも受付けています。

関連イベント

■オープニングレセプション:9 ⽉12 ⽇(⽔)18:00-20:00
 ※ケイト・グルービーと⼤和アートプライズの審査委員⻑ジョナサン・ワトキンス(Ikon Gallery ディレクター)もこの⽇のために来⽇いたします。

■アーティストトーク
 出演:ケイト・グルービー、⽚岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
 ⽇時:2018年9⽉21⽇(⾦) 18:00 -
 会場:ミヅマアートギャラリー
 予約不要

主催・協賛・後援

主催:⼤和⽇英基⾦、ミヅマアートギャラリー

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