笹岡啓子写真展 「SHORELINE」

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会 期
20180724日 -  20180812
開催時間
12時00分 - 20時00分
休み
会期中無休
この情報のお問合せ
03-5368-2631 角田
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
photographers’ gallery
住所
〒160-0022 東京都
新宿区新宿2-16-11-401 サンフタミビル4F
最寄り駅
新宿三丁目
電話番号
03-5368-2631

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 本展では今年(2018)、岩手県と宮城県の沿岸部で撮影された作品を展示致します。東日本大震災から7年を経て、被災沿岸部では土地整備とともに巨大な防潮堤建設工事が目に見えるかたちで進行しています。海と陸とのはざまに真新しくそびえるコンクリートの塊は、来るべき災害から人々を守る役割を担う一方で、その土地の地勢や環境までをも変質させていきます。
同時に、北海道・道南地域を中心に撮影された作品を展示致します。駒ケ岳や有珠山、昭和新山などの活火山に抱かれた噴火湾(内浦湾)周辺や、今年厳しい寒波に見舞われた日本海沿岸部など、いずれもその地理的条件のもとで、時を重ね変化を続けている地域です。
 2011年の東日本大震災以降、笹岡啓子は大きな災害から個々の復興へと向かう現在進行形の場所に、撮ることで向き合ってきました。一方で、活動の最初期からのテーマである海岸線や火山など、地勢や地表が刻むその土地の過去や経過にも関心を寄せてきました。「SHORELINE」は、時制を超えた「地続きの海」を現在の地形から辿り、連ねていく試みでもあるのです。
 【展示内容/インクジェットプリント8点、スライドプロジェクション】

◎新刊のご案内◎
【7月24日発売予定】 笹岡啓子『SHORELINE』 33、34、35 震災から5年目を迎えた2015年より、笹岡は小冊子シリーズ『SHORELINE』(KULA)の刊行をス タートさせています。2014年以降の三陸、福島の被災地域のほか、日本各地の海岸線や海の記憶をも つさまざまな地域を交え、現在まで32号が刊行されています。[既刊詳細は、 http://pg-web.net/product-tag/ shoreline/ をご参照下さい。]
B5判変型/8+1頁/カラー 発行:KULA 定価:300円(税込)
▼笹岡啓子 SASAOKA Keiko 略歴
1978 年、広島県生まれ。東京造形大学卒業。「SASAOKA Keiko 2001-2007」(タマダプロジェクト・東京、2008 年)、「PARK CITY」(銀座ニコンサロン・東京、2008 年)、「CAPE」(photographers’ gallery・東京、2010 年)、「Di erence 3.11」(銀座ニコンサロン・東京、2012 年)、「日本の新進作家 vol. 11 この世界とわたしの どこか」(東京都写真美術館、2012年)、「種差 ―よみがえれ 浜の記憶」(青森県立美術館・青森)ほか個 展・グループ展多数。2008 年、「VOCA 展2008」奨励賞受賞、2010年、日本写真協会新人賞、2012年、さがみは ら写真新人奨励賞受賞、2014年、林忠彦賞受賞。写真集に『PARK CITY』(インスクリプト、2009年)、 『EQUIVALENT』(RAT HOLE GALLERY、2010年)、『FISHING』(KULA、2012年)。写真冊子 『Remembrance』1-41(KULA、2012~2013年)。 展覧会歴の詳細などは、http://pg-web.net/members/keiko-sasaoka/をご参照下さい。

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