開催時間 |
12時00分 - 19時00分
最終日17時00分まで |
---|---|
休み |
月・火・祝
夏期休業:2018年8月11日(土)〜8月18日(土) |
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
|
この情報のお問合せ |
ギャラリーキドプレス/Gallery KIDO Press
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒101-0021 東京都
千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 204号 |
---|---|
最寄り駅 | 末広町 |
電話番号 | 03-5817-8988 |
ギャラリーキドプレスでは、2018年7月21日(土)から9月2日(日)まで、キドプレスで版画を制作した木彫作家3名による版画作品を紹介する、『視点が変わるとき-When We change Our Perspective』展を開催いたします。
本質はそのままに立体から平面へと移り変わる様を見る側におけるperspective(視点・視野・角度)の変化と捉え、木彫から版画への変様がもたらす意味をあらためて見出そうという試みです。
本展ではキドプレスにて、2013年と17年の2度に渡って〈銅版画〉を集中制作した舟越桂氏(1951年生)、2014年に自身初となる〈石版画〉を制作した三沢厚彦氏(1961年生)、そして2016年に〈リトグラフ〉作品を発表した若手作家の小畑多丘氏(1980年生)、これら3作家の版画作品計11点を、世代を越えて一堂に展示します。
黒の技法と訳され、漆黒で一面に覆われた真っ黒な画面から鋭利な刃物を使い白く線を抜いていく、メゾチントの技法を用いて制作された舟越氏の銅版画は、普通の画材では描くことができない、暗闇から光を引き出すような黒から白へと移ろう豊かなハーフトーンと鋭い黒描線を出現させながら、代表作の《スフィンクス》シリーズをはじめとした人間の姿を形作り、観るものを魅了します。
一方、「版画はスタジオで楽曲を収録していく作業に似ている」と語る三沢氏は、《ANIMALS》シリーズより熊をモチーフに、綿密で自由の高い表現が可能な石版画によって幾重にも筆跡や色彩を重ね、まるで一つの楽曲を紡ぎ上げいくかのように作品世界に奥行きと深みを与えています。
《B-Boy》木彫で知られる小畑氏は、木彫では表現することができないノリ重視のB-Boyドローイングを描きリトグラフを制作しました。ビビッドな色彩だけなくオフメタルシルバーの紙に刷ることで更にヒップな演出を施しています。
《スフィンクス》、《ANIMALS》、《B-Boy》、それらのイメージが立体と平面を行き交うとき、私たちはそこに何を観ることができるのでしょうか。3名の木彫作家による三者三様の版画へのアプローチをご覧いただきながら、木彫と版画の関係性を探るとともに、彫刻家による版画表現の世界観を是非お楽しみいただけましたら幸いです。
出展作家:舟越 桂、三沢 厚彦、小畑 多丘
オープニングレセプション|2018年7月21日(土) 18:00-20:00
クリップした展覧会はありません。