オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展

オルセー美術館特別企画ピエール・ボナール展
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    会 期
    20180926日 -  20181217
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    毎週金・土曜日は20時00分まで。ただし9月28日(金)、29日(土)は21時00分まで ※入場は閉館の30分前まで
    休み
    入場料
    有料
    一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
    ※( )内は前売り、20名以上の団体 ※障がい者手帳をご持参の方(付き添いの方1名を含む)は無料
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
    イベントURL
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    国立新美術館
    住所
    〒106-8558 東京都
    港区六本木7-22-2
    最寄り駅
    乃木坂
    電話番号
    03-5777-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    ピエール・ボナール(1867-1947年)は、19世紀末から20世紀前半にかけてフランスで活躍した画家です。
    世紀末のパリでナビ派の一員となったボナールは、浮世絵の影響のもと、躍動的かつ装飾的な作品を生み出し「日本かぶれのナビ」の異名を取りました。やがてパリを離れてノルマンディー地方や南フランスの自然に触れ、印象派の画家たちとの交流を通じて、色彩の探究に没頭するようになります。キュビスムやシュルレアリスムといった新しい芸術が次々と誕生した時代にあって、身近な主題を描き続けたボナールは、目にした光景の鮮烈な印象を絵画化するための「視神経の冒険」に身を投じました。思いがけない構図や複雑に響き合う色彩―目を凝らせば凝らすほど、何気ない情景にひそむ緻密な仕掛けに驚かされます。本国フランスでは近年ナビ派の画家たちへの評価が高まり、2015年にオルセー美術館で開催されたピエール・ボナール展では51万人が魅了され、2014年のゴッホ展に次ぐ歴代企画展入場者数の第2位を記録しました。
    本展覧会は、オルセー美術館の豊富なコレクションを中心に、国内外のコレクションのご協力を仰ぎ構成されるボナールの大規模な回顧展です。絵画はもちろん、素描や版画、写真といったさまざまなジャンルを通じて、謎多き画家ボナールの魅力に迫ります。

    [展示構成]

    1章 日本かぶれのナビ
    印象派に続く世代に属すピエール・ボナール(1867-1947年)は、ゴーギャンの影響のもと結成されたナビ派の一員として、繊細かつ奔放なアラベスクと装飾モティーフが特徴的な絵画を多く描きました。ナビ派の画家たちは、1890年にパリのエコール・デ・ボザールで開かれた「日本の版画展」にも衝撃を受けます。ボナールは浮世絵の美学を自らの絵画に積極的に取り込み、批評家フェリックス・フェネオンに「日本かぶれのナビ」と名付けられるほどでした。また、同時代の象徴主義演劇とも呼応する、親密な室内情景を描いた作品もこの時期に集中して制作されました。

    2章 ナビ派時代のグラフィック・アート
    芸術家としてのキャリアをスタートさせるきっかけとなった《フランス=シャンパーニュ》をはじめ、初期のボナールはリトグラフによるポスターや本の挿絵、版画集の制作にも精力的に取り組みました。とりわけ、ナタンソン兄弟が創刊した雑誌『ラ・ルヴュ・ブランシュ』は、ボナールが独創的なリトグラフを試みる舞台となりました。雑誌の挿絵だけでなくポスター制作も手掛けており、大胆なデフォルメと意表を突く構図が際立っています。また、即興的なデッサンに象徴されるボナールのリトグラフの特徴は、油彩作品にも見ることができます。

    3章 スナップショット
    コダックのポケットカメラを購入したボナールは、1890年代の初めから写真撮影を行うようになりました。ボナール家の別荘があったル・グラン=ランスでは、水遊びに興じる甥っ子たちをはじめ、家族がめいめいに余暇を過ごす様子が撮影されています。また、ボナールが恋人マルトと住んだパリ郊外のモンヴァルの家では、庭の草木のなかに佇むマルトのヌードを写した美しい写真の数々が生まれました。これらの写真には、中心を外した構図やピントのボケなどにより、生き生きとした効果がもたらされています。

    4章 近代の水の精(ナーイアス)たち
    ボナールの画業全体において最も重要な位置を占めるのが裸婦を描いた作品の数々です。壁紙やタイル、カーテン、絨毯、小物、鏡などが織りなす重層的な室内空間のなかで、ボナールの描く女性たちは無防備な姿を露わにしています。生涯の伴侶であったマルトをはじめ、ボナール家の医師の妻であったリュシエンヌや、マルトの友人でボナールの愛人となるルネ・モンシャティら複数の女性がモデルをつとめました。ボナールの描く彼女たちの顔は曖昧で、モデルが特定できない作品や、複数の女性の特徴がみられる作品もあります。

    5章 室内と静物「芸術作品 ー 時間の静止」
    「親密さ」というテーマは、ナビ派の一員であった1890年代から晩年までボナールを魅了し続けました。一見するとありふれた室内には、人工的な照明や独特のフレーミングによって、親密さと同時にどこか謎めいた雰囲気がただよっています。そこでは、燃えあがる色彩によって、慣れ親しんだモティーフが未知のものへと変貌を遂げているようです。日常世界の微細な変化にも目を向け続けたボナールは、それをカンヴァス上に定着させることを「時間の静止」と捉えていました。

    6章 ノルマンディーやその他の風景
    ボナールはやわらかな光の中に壮大な風景が広がるノルマンディー地方の自然に魅了されていました。1912年には、モネが住むジヴェルニーに近いヴェルノンという街に、セーヌ河岸の斜面に建つ小さな家を購入します。テラスから空と水のパノラマを一望できたこの家での暮らしは制作意欲をおおいに剌激しました。庭には野生の植物が生い茂り、その重なりは精妙なグラデーションとして描き出されています。そしてボナールが頻繁に訪れたアルカションやトルーヴィルでは、表情豊かな空が大きな空間を占める海景画が生み出されました。

    7章 終わりなき夏
    自らを画家=装飾家とみなしていたボナールは巨大な装飾壁画も手がけました。そこでは生の喜びを謳い上げ、「アルカディア」を出現させようとした画家の創意が見てとれます。また1909年、画家アンリ・マンギャンの誘いで南仏のサン=トロペに初めて長期滞在し、母に宛てて「色彩に満ちた光と影」が織りなす「千夜一夜」の体験を書き送ります。その後、彼はコート・ダジュールを毎年のように訪れ、1926年にはル・カネの丘の上に建つ、地中海を一望する家を購入します。第二次世界大戦中もこの地に留まり、1947年に亡くなるまで、輝く色彩に満ちた終わることのない「夏」を描き続けました。

    主催・協賛・後援

    主催:国立新美術館、オルセー美術館、日本経済新聞社
    後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
    協賛:花王、損保ジャパン日本興亜、ダイキンエ業、大日本印刷、BIGLOBE、ブシュロン ジャパン、三菱商事
    協力:日本貨物航空、日本航空、BSジャパン

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