山岸俊之展 -白いBIBLEー

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会 期
20180709日 -  20180714
開催時間
11時30分 - 19時00分
最終日は17:00まで
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
g-hinoki@axel.ocn.ne.jp
情報提供者/投稿者
開催場所
ギャラリー檜e・F
住所
〒104-0031 東京都
中央区京橋3-9-2 宝国ビル4F
最寄り駅
宝町
電話番号
03-6228-6361

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

【e室】 「白い言葉」
    ①、101年前(1917年)7月の、NEWYORKTIMES(約800面)に
      ・1年前(2017年)7月の新聞記事と
      ・文語訳の聖書を、 コラージュした冊子(60×100×15㎝)
    ②、オマブリ(カクレキリシタンの十字架)による立体作品(24×34×5、5㎝)
    ③、約100年の新聞、10年前(2018年)五島列島で撮影した教会の写真を      プリントした平面作品               (42×29、5㎝)

【F室】 「白い沈黙」
    ④、オマブリを、441×441㎝(6坪)に敷き詰る。

以上①~④により、聖堂を構成する。

※オマブリ
 長崎県の平戸、生月地域で現在もカクレキリシタンの人たちによって作られる和紙の十字架(約3×3㎝)。大晦日の晩に作り、明けて正月、聖地中江ノ島の清水で「魂入れ」された後、各家に配られる。護符のように玄関に貼る、墓石に供える、牛に飲ませる、お守りとして見に付ける等。私は清水の代わりに、聖書の中でもよく用いられる香油を使用した。

作家のコメント
 イエスの「服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった」この、マルコによる福音書の「白い」記述は、 私たちに豊かなイメージを想起させる。それは、我々が日常目にする白ではなく、 例えば神社の御幣の白である。
 私は、06年から5年をかけて五島列島の53の教会を巡った。たいていは、山道の果てであったり、急坂を下りた狭い入江。その道のりは、潜伏時代からのキリシタンの歴史を語っている。誰にも会うことはない小さな教会は、しかし、庭は掃かれ室内の床は水拭きされていた。5月4日「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産への推薦が正式に発表された。記事で読む限り、潜伏キリシタンは神道・仏教と併せて、祖先から受け継いだ信仰形態も持っていた、そのような日本特有の姿(それは、そのまま我々日本人の姿でもある!)が宗教対立の絶えない世界にあって評価されたと解説されている。 五島の教会群がもつ神道に通じる清浄感は、また肌に馴染むものであった。
 世界遺産への登録が予想される7月初旬に合わせてギャラリー空間に(あえてインスタレーションとは呼ばず)、聖堂を造る。
【e室】今回登録される12の構成遺産は、100年前の江上教会で完結される。そこで、100年前の新聞に現在の記事や、その間に邦訳されたキリスト教色の強い小説をコラージュしたり、100年前に建てられ現存する教会をプリントしたりすることで、この100年の私たちと西洋とりわけキリスト教との関係を再考したい。
【F室】オマブリを六坪の広さの正方形に敷く。150年前(明治元年)、五島列島久賀島で200余名をたった六坪の民家に閉じ込め続けるという迫害があった。現在その場所には、「牢屋の搾殉教記念教会堂」が建っており内部には六坪の広さが示されているそうだが、普段は見ることは出来ない。見えないゆえにイメージは膨らむ。 私はオマブリをしく。 私は六坪に拘り、六坪を浄める。照明は点けない。北側にあるオフィスから漏れる自然光のみ。これらを構成して行く素材には、100年前にもあったものしか使わない。具体的には、和紙、柿渋、香油であり、日本人が求める「白い」空間である。

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