日本スペイン外交関係樹立150周年記念/兵庫県政150周年記念事業 プラド美術館展-ベラスケスと絵画の栄光-

ディエゴ・ベラスケス《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》1635 年頃 マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
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    会 期
    20180613日 -  20181014
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    会期中の金・土曜日は夜間開館、20時00分まで
    入場は閉館の30分前まで
    休み
    月曜日 ※祝休日の場合は開館し、翌火曜日休館
    入場料
    有料
    一般1,600(1,400)円、大学生1,200(1,000)円、70歳以上800(700)円、高校生以下無料
    ※( )内は前売および20 名以上の団体割引料金。 ※70歳以上は前売なし。 ※6月の平日は大学生無料(要証明)。 ※障がいのある方(70歳以上を除く)は各当日料金の半額、その介護の方1名は無料。 ※大学生、70歳以上の当日券の購入及び障がい者割引の適用には証明が必要。割引を受けられる方は、会期中に美術館窓口で観覧券をお買い求めください。 ※県美プレミアム展は別途観覧料が必要(本展と合わせて観覧される場合は割引あり)。
    展覧会の撮影
    不可
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    兵庫県立美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    兵庫県立美術館
    住所
    〒651-0073 兵庫県
    神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 [HAT神戸内]
    最寄り駅
    岩屋
    電話番号
    078-262-0901

    詳細

    展覧会内容

    1819年に王立の美術館として開設されたプラド美術館(スペイン・マドリード)は世界屈指の美の殿堂として知られています。歴代スペイン王によって収集された収蔵品は、ベラスケスやスルバラン、ムリーリョらスペイン人画家による絵画のほか、イタリア、フランドル絵画などヨーロッパ美術の粋を示す第一級の作品から成り、ハプスブルクとブルボンのスペイン王朝の栄華を今に伝えています。同展は、17世紀スペインを代表するのみならず西洋美術史上最も傑出した画家のひとりであり、後世の印象派の画家たちにも大きな影響を与えたベラスケスによる初来日作品を含む7 点の重要作品を中心に、イタリアやフランドル絵画をあわせ、61 点の油彩画と9 点の資料で17 世紀スペイン宮廷をめぐる美術を紹介するものです。プラド美術館の核となるベラスケスと17 世紀絵画のコレクションを通してスペイン黄金時代の社会と文化に触れる貴重な機会となります。

    【出品内容】プラド美術館所蔵のベラスケスの作品7 点を含む油彩画と資料計70 点

    主題別に7つの章で展示し、各章(第6章を除く)にベラスケスの作品が含まれます。ベラスケスがそれぞれの主題をどのように絵画化したのか、その独創性に焦点をあて、表現の特徴を明らかにします。ベラスケスの作品を核に、17世紀スペイン宮廷の国際的アートシーンが一望できる構成となっています。

    第1章 芸術
    17世紀スペインでは「芸術」に対する意識や関心が高まり、芸術そのものをテーマとする作品が数多く制作されました。芸術は高貴な知的行為であるとされ、画家や彫刻家たちは芸術制作を自由学芸として示し、社会的評価を向上させようとしました。この章では、芸術家の自画像や、芸術が持つとされた神秘的な効果や魔術的な機能を主題とする作品、芸術家の創造活動と神の創造とを類比してとらえた作品などを紹介します。

    第2章 知識
    17世紀の美術において、知識、特に古典古代の哲学や思想はどのようなかたちで描かれてきたのでしょうか。ベラスケスによる《メニッポス》は、古代の偉大な哲学者には似つかわしくない、市井の貧しい一老人のように描かれています。当時、知識とりわけ古典古代の哲学や思想は、貧困と分かちがたく結びつけられて表象され、理想化されることなく徹底したリアリズムで描かれていました。この章では、ベラスケスのほか、ルーベンスやリベーラなどによる古代哲学者を描いた作品を中心に構成します。

    第3章 神話
    カトリック教会の影響力が強かった17世紀のスペインでは、裸体画が不道徳とされたため古典古代の神話が主題として描かれることは稀でした。神話主題には裸体人物像が不可欠であったからです。とはいえ、神話画は多くのスペイン王侯貴族によって収集され、限られた場所で享受されており、ティツィアーノやルーベンスの作品を中心とした壮麗なコレクションが形成されました。一方画家たちは裸体表現において、彼等の技量を自在に発揮し美を追究しました。本章では17 世紀スペインの宮廷で制作され、受容された様々な神話画を紹介します。

    第4章 宮廷
    16、17世紀のスペイン宮廷では、国王および国家を称揚するため、また王侯貴族が富や権力を誇示するために、多くの芸術作品が制作され、収集されました。ベラスケスが宮廷画家として仕えた国王フェリペ4 世は、稀代のコレクターであり、3,000点を超える数の絵画を収集したとされます。彼はマドリードのアルカサル(王宮)に加え、ブエン・レティーロ宮とトーレ・デ・ラ・パラーダ(狩猟休憩塔)という二つの宮殿を造営させ、内部を飾る多くの絵画を国内外から集めました。この章では、肖像画と宮殿装飾という観点から、フェリペ4世の代に描かれ収集された作品を中心に紹介します。

    第5章 風景
    17世紀のスペインにおいて風景画は他のジャンルほど隆盛はみませんでしたが、スペインの王侯や絵画愛好家たちの間で人気があり、イタリアやフランドルの当時一流の風景画家たちの作品が大量に輸入され、流通していました。そのような状況の下、スペインでも風景画を手掛ける画家が現われました。ベラスケスの肖像画の傑作《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》には、背景にマドリード近郊の山並みが流麗な筆致と澄んだ色彩で描かれ、優れた風景表現がみられます。この章では、17 世紀スペインで受容された風景画の諸相を、フランドルやイタリア、フランスの作品を交えて紹介します。

    第6章 静物
    静物画がヨーロッパにおいて一つの絵画ジャンルとして成立したのは、1600年頃のこととされています。スペインの静物画は「ボデゴン」と通称され、宗教的神秘をも感じさせる荘厳な静物画が制作されました。緻密な観察による迫真的な描写と神秘的な明暗表現はスペイン静物画の大きな魅力です。宮廷においても、静物画はフランドルやイタリアの作例とともにさかんに収集されました。本章では、17世紀スペインにおけるさまざまな静物表現を、国際的な文脈の中で振り返ります。

    第7章 宗教
    カトリック教会が対抗宗教改革を推し進めた17世紀は、宗教美術にとって最も実り豊かな時代のひとつでした。教会は、神の教えを正しく、わかりやすく伝え、かつ民衆の心に直接訴えかけるために、美術を最大限活用しました。そのような要請を受けて17世紀初頭にはテネブリズムと呼ばれる明暗のコントラストを強調した写実的な光の表現を特徴とする様式が各地で流行しました。図像面においては、とりわけ熱い信仰を集めた聖母や聖家族、様々な聖人の殉教や幻視といった場面が新たに描かれるようになりました。本章では、スペインを中心に、イタリアやフランドルの作品もあわせ、多様な17 世紀カトリック美術を紹介します。

    第8章 芸術理論
    17世紀スペインでは、美術を単なる職人芸ではなく知的な学問、高貴な芸術として位置づけ画家の地位向上を目指す運動が盛んになりました。それと並行して美術理論に対する興味が高まり、美術に関する書物が多く著されました。この章では、プラド美術館図書室に所蔵される17 世紀の重要な美術理論書の初版本を展示します。会場ではこれらの書籍には独立した章を設けず、1-7章内の随所で関連する絵画作品とともに展示します。

    関連情報

    ■記念講演会
     ・7月8日(日)「ベラスケス、フェリペ4 世とプラド美術館」 講師:川瀬佑介氏(国立西洋美術館主任研究員・本展監修者)
     ・8月19日(日)「創意の画家ベラスケス 王の愉しみのために捧げた芸術」 講師:岡田裕成氏(大阪大学教授)
     ・9月9日(日)「ベラスケス、人と芸術―静かなる絵画革命」 講師:大髙保二郎氏(早稲田大学名誉教授) 
     ・9月30日(日)「バロック美術とスペインの黄金時代」 講師:宮下規久朗氏(神戸大学教授)
     いずれも当館ミュージアムホールにて 午後2 時より(約90分)
     聴講無料(定員250名、要観覧券) 「芸術の館友の会」会員優先座席あり

    ■学芸員による解説会
     6月30日(土)、7月14日(土)、7月28日(土)、8月11日(土・祝)、8月25日(土)、9月29日(土)、10月13日(土)
     午後4時~(約45 分) 会場:レクチャールーム(定員100名) 聴講無料
     
    ■おやこ解説会
     8月4日(土)午後1時30分~(約30分) 会場:レクチャールーム 聴講無料 要事前申込(定員20組、先着順)
     ※7月4日(水)午前10時より、こどものイベント係(TEL.078-262-0908)で受付開始。

    ■こどものイベント
     7月7日(土)、8月25日(土) 午前10時30分~午後3時30分
     会場:アトリエ2 (定員30名) 参加費:500円(保険料・材料費)、要事前申込
     ※詳細はこどものイベント係(TEL.078-262-0908)までお問い合わせください。

    ■ミュージアム・ボランティアによる解説会
     会期中毎週日曜日 午前11時~(約15分) 会場:レクチャールーム 聴講無料(定員先着100名)

    ■映画特別上映会
     7月13日(金) 「誰が為に鐘は鳴る」(2時間36分) ①午前10時30分 ②午後2時  一般・シニア800円
     9月15日(土) 「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」(90分)
      ①午前10時30分 ②午後1時 ③午後3時  一般・シニア1,000 円
     ※本展にはヒエロニムス・ボスの作品は出品されません。

    ■コンサート
     ・ピアノコンサート 7月22日(日) 出演:マリア・ルス・リベラ
     ・チェロコンサート 8月26日(日) 出演:エドアルド・デル・リオ・ロブレス、植田祐加里
     いずれも当館アトリエ1にて 午後2 時より 入場無料(定員150名、要観覧券)

    主催・協賛・後援

    主催:兵庫県立美術館、プラド美術館、読売新聞社、読売テレビ
    後援:スペイン大使館、伊藤文化財団、兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、Kiss FM KOBE
    特別協賛:キヤノン
    協賛:花王、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、大和証券グループ、大和ハウス工業、東レ、三井物産、岩谷産業、きんでん、非破壊検査
    助成:TKG Foundation of Arts & Culture、みなと銀行文化振興財団
    特別協力:日本教育公務員弘済会兵庫支部
    協力:イベリア航空、日本貨物航空、ヤマトロジスティクス

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