北澤美術館開館35周年記念特別展 花のジャポニスム
会期: 2018-04-04 - 2019-03-31
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
ラリック
ドーム
アール・ヌーヴォー
エミール・ガレ
ガラス
開催内容
幕末の開国とともに海を渡った日本の美術工芸品はヨーロッパでブームとなり、印象派やアール・ヌーヴォーなど新しい芸術の誕生に深い影響を与えました。今日「ジャポニスム」と呼ばれるこうした現象のなかで、今まであまり注目されてこなかったのが、工芸品と同じようにあるいはそれ以上に西洋人の心をつかんだキク、アジサイ、フジなど日本の植物の存在です。遠く海を渡り西洋の庭を飾ったこれらの花は、アール・ヌーヴォーの巨匠ナンシーのエミール・ガレの庭にも咲き誇っていました。世界各地から集められた2500種を超える草木のなかで、およそ400種類が日本関連の品種であったと伝えられています。ガレは日々その成長を観察し創作の糧としていました。今年開館35周年を祝う北澤美術館では、ガレとその良きライバルのドーム兄弟、彼らの後輩ルネ・ラリックのガラス工芸品のなかから、日本の花をテーマとする作品を選び、ジャポニスムの知られざる一面をご紹介いたします。世界屈指といわれる北澤美術館のガラス・コレクションを新たな視点でお楽しみいただく特別企画です。