生誕140年記念特別展 木島櫻谷 PartⅠ近代動物画の冒険

寒月(左隻) 大正元年(1912) 京都市美術館蔵
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    会 期
    20180224日 -  20180408
    開催時間
    10時00分 - 17時00分
    入館は16時30分まで
    休み
    月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)
    入場料
    有料
    一般800円(640)、高大生600円(480)、中学生以下無料
    ※20名様以上の団体はカッコ内の割引料金 
    展覧会の撮影
    不可
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    泉屋博古館分館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    泉屋博古館分館
    住所
    〒106-0032 東京都
    港区六本木1-5-1
    最寄り駅
    六本木一丁目
    電話番号
    03-5777-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    明治から昭和にかけて活躍した京都の日本画家木島櫻谷(このしまおうこく1877-1938)。2013年久々に開催された泉屋博古館での回顧展は、その平明で清澄な画風に予想を上回る大きな反響をよびました。それをきっかけにその後知られざる作品が続々と見出され、再評価の気運が高まっています。そして2017年、生誕140年を迎える記念として、眠りから覚めた京都画壇の雄、木島櫻谷の特別展を新たに開催します。

    京都の円山・四条派の流れをくむ今尾景年に学んだ櫻谷は、20代から頭角を現し、明治後半から大正期にかけて文展の花形として活躍しました。画業のなかで、最も高く評価されたのが動物画です。それは徹底した写生を基礎に、卓越した技術と独自の感性により創出したもの。確実で精緻にとらえられた動物の表情は、一方で情趣にあふれ、どこかもの言いたげです。それは時代を超えて人を惹きつける普遍性をもち、いま、海外でも注目を集めつつあります。

    本展では彼の描いた”動物”に着目し、その代表作はもちろん未公開作品を一堂にあつめ、多様な表現とその変遷をたどります。またあわせて櫻谷文庫に遺された多くの資料調査から、それらの制作背景や画材などを紹介、彼の歩んだ道程を通して近代京都の日本画の諸相をも明らかにします。

    展示構成

    第1章 青年のころ - 雄渾自在な筆勢
    20代半ばには京都の展覧会で連年入賞し、すでに人気画家となっていた櫻谷。とりわけ鷹や虎など伝統的な鳥獣画で高評価を得た。それは京都画壇得意の付立・刷毛描など少ない筆数で大胆かつ的確に対象を捉えるもので、速度ある筆致からは覇気溢れる青年画家の面影がしのばれる。その冴えわたる筆致に、西洋画の要素が加わるのが20代後半(明治30年代後半)。竹内栖鳳の新機軸や浅井忠の京都移住の影響が考えられるが、あくまでその表現は奇をてらわず温雅だ。ここでは、近年続々と見出されたこの時期の優品を中心に紹介する。

    第2章 壮年のころ - 洗練の色彩、緻密な彩色

    明治40年(1907)日本初の公設展、文部省美術展覧会(文展)が開設、全国からの応募作中、櫻谷はいきなり日本画の最高賞を獲得する。以後、毎年上位入賞を果し、一躍日本画界の寵児として全国から注目を浴びることとなった。同時に菱田春草ら東京画壇からの刺激も受け、模索のなか年々画風に変化を見せた。展覧会という新たな舞台で、屏風一双を連続した大空間としての構成に意を砕き、また従来の墨や淡彩から濃彩の明麗な世界へと移っていく。

    第3章 暮年のころ - 動物を見つめ、自身を見つめ

    大正末期から昭和初期には、京都市立絵画専門学校教授や帝展審査員を退くなど、櫻谷は次第に画壇から距離をとり、衣笠の自邸で多くの時を詩書画に費やすようになる。文人画風の観念的表現が色濃くなるのもこの頃で、壮年期から定評のあった狸も、様々な筆法で軽妙かつ表情豊かに描いた。一方、帝展や政府主催の海外日本画展など限られた機会には、きわめて細密な動物画にも取り組んだ。品格ある姿は写生に基づきつつ、瞳はどこか思慮深く、櫻谷自身と深く溶け合うかのようだ。

    木島櫻谷
    明治10年(1877)、木島櫻谷(このしまおうこく1877~1938)は、京都の商工業や文化の中心である三条室町の商家に生まれました。やがて近代京都を代表する日本画家の一人となる櫻谷は、日本画家・今尾景年に入門し画技を学ぶかたわら、儒学者で本草学者の山本渓愚(章夫)について漢籍などを学びました。確かな伝統に新時代の感性もとりいれた櫻谷の画風は、洗練された技術に裏付けられた写実、そして優美で温和な雰囲気を特徴とし、ことに動物画で20代から人気を博しました。
    京都画壇における竹内栖鳳の次世代旗手として、文展・帝展で活躍した櫻谷ですが、やがて体調を壊したこともあって、昭和初年頃より、一人書画や詩作に没頭する隠棲的生活を送るようになります。
    晩年に画壇の一線を退いたこともあり、後に顧みられることが少なくなった画家でしたが、2013年に泉屋博古館(京都、東京)で久々に開催された特別展では、予想を大幅に上回る反響がありました。その後、急速に研究が進み、近年注目が集まっています。

    関連情報

    ■ゲスト・トーク ゲスト:中野嘉之氏(日本画家・多摩美術大学名誉教授)3月17日(土)15:00~16:00

    ■スペシャル・トーク「木島櫻谷の生涯と動物画」
     ナビゲーター:実方葉子(泉屋博古館 学芸課長)2月24日(土)15:00~16:00

    ■夕やけ館長のトワイライト・トーク
     3月2日・9日・23日(各金)15:30~16:30
     ナビゲーター:野地耕一郎(泉屋博古館 分館長)

    主催・協賛・後援

    主催:公益財団法人泉屋博古館/公益財団法人櫻谷文庫/ BS フジ
    協力:株式会社Zepp ライブ

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