長崎県名誉県民 松尾敏男展

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会 期
20180116日 -  20180311
開催時間
10時00分 - 20時00分
最終入場は19時30分まで
休み
1月22日(月)、2月13日(火)、2月26日(月)
入場料
有料
一般1,000(800)円、大学生・70歳以上800(600)円、高校生以下無料
※()内は前売りおよび15名以上の団体割引料金 ※前売券の販売は1月15日(月)まで ※会期中の月曜日は、当日料金から3割引で入場可能(休館日を除く)
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
長崎県美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
長崎県美術館
住所
〒850-0862 長崎県
長崎市出島町2番1号
最寄り駅
出島電停
電話番号
095-833-2110

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

長崎出身の日本画家・松尾敏男没後初の回顧展

長崎出身の日本画家・松尾敏男(1926-2016)の没後初の回顧展を開催します。松尾は大正15年に長崎市今籠町(現・鍛冶屋町)に生まれ、3歳まで長崎で過ごしました。上京後、17歳のときに日本美術院の同人であった堅山南風に入門し、戦後新進気鋭の日本画家として画業をスタートさせます。以後亡くなるまで実に70年の長きに渡り、院展を主な舞台として活躍しました。
40代前半までは、新しい日本画の創出を目指すべく、自らの戦争体験に基づく厳しい生活感情を反映させた内省的な絵画を追求します。その後伝統的な日本画の素晴らしさを再認識した松尾は、写生を重要視した素直な画風へと転換しました。特に馥郁(ふくいく)とした香り高い牡丹のシリーズは松尾芸術の白眉といえるでしょう。

松尾の大きな特徴の一つは、様々なテーマを設定し多様な制作を生涯にわたって追求したことでしょう。花鳥画以外にも、インド、中国、ヨーロッパなど海外に取材したものや、肖像画、動物画など、自らを限定することなく幅広い画業を展開しました。つまり自らの心情に照らし合わせて感動したものをその都度描いていくという制作方法を採用したのです。そのため一つ一つの作品は自己を映す鏡のように主観性に満ちています。
本展は院展初出品(落選)となった20歳の時の作品から、実質上の絶筆である《玄皎想》(げんこうそう)に至るまで、長きにわたる松尾芸術の粋を約50点の作品によって紹介するものです。なお本展は松尾が生前、自らの最後の展覧会と位置付けていたもので、すでに自身によってリストアップされていた作品を中心に構成されています。

松尾敏男(まつおとしお)
日本画家。1926年、長崎市に生まれる。1929年に上京、東京府立第六中学校(現・東京都立新宿高等学校)卒業後、堅山南風に師事。再興第31回院展から第100回院展まで出品を続ける。1971年より日本美術院同人として活動し、2009年に同理事長を拝命。1979年に日本芸術院賞受賞、1994年日本芸術院会員。1998年勲三等瑞宝章受章、2000年文化功労者に列せられる。2012年に文化勲章を受章、2013年には長崎県名誉県民となる。2016年、逝去。

関連イベント

■【プレイベント】コレクション・イン・フォーカス「長崎県名誉県民・松尾敏男の画業」
 日時|1月14日(日)11:00~(約45分)
 講師|森園敦(長崎県美術館学芸員)
 会場|講座室
 定員|先着40名※当日受付
 料金|無料

■学芸員によるギャラリートーク
 日時|1月21日(日)、2月4日(日)、2月25日(日)14:00~
 会場|企画展示室
 料金|無料(要本展観覧券)

■おしゃべりしながら楽しむ松尾敏男の世界
 みんなで対話をしながら松尾敏男作品の魅力を味わい、発見する鑑賞会です。
 日程|1月27日(土)、2月3日(土)、2月17日(土)
 時間|①10:30~②13:00~(各回40分程度)
 会場|企画展示室
 受付|2Fカフェ横※各回30分前から受付開始
 対象|小学生以上(小学生は保護者同伴)
 定員|先着20名程度
 参加料|無料(要本展観覧券)

■Let’sDrawing!―松尾敏男の作品を模写しよう事前申込制
 松尾敏男の作品を模写します。参加者にはスケッチブックと鉛筆をお渡しします。絵が苦手という方も、気軽にお申込みください。
 日程|1月21日(日)
 時間|①10:30〜12:00②15:00〜16:30
 会場|企画展示室
 受付|アトリエ※各回15分前から受付開始
 ※アトリエで説明後、企画展示室へ移動。
 対象|5歳以上(小学生以下は保護者同伴)
 定員|各回10名(事前申込制)
 参加費|100円(要本展観覧券)
 申込締切|1月9日(火)必着

■映画上映会「舞踏会の手帖」
 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督
 (1937年/フランス/130分/モノクロ/日本語字幕付)
 夫を亡くしたクリスティーヌは、昔の手帳を手に社交界デビューの夜にワルツのお相手をしてくれた男たちの今の姿を訪ね歩く。1937年ヴェネチア国際映画祭最優秀外国映画賞受賞。
 日時|2月4日(日)10:30~、2月24日(土)14:00~(開場は開始30分前)
 会場|ホール
 定員|先着100名
 料金|無料

■松尾由香&麻里のスペシャルコンサート
 日時|1月20日(土)18:00~19:30
 会場|エントランスロビー
 料金|無料
 出演|松尾由佳(ピアノ)、松尾麻里(フルート)、建孝三(ギター)、田井中将希(朗読)

本展は、下記会場へ巡回を予定しています。
さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館- 2018年3月24日(土)~5月6日(日)
須賀川市立博物館 2018年5月12日(土)~6月10日(日)
そごう美術館(神奈川県横浜市) 2018年9月7日(金)~10月14日(日)
砺波市美術館 2018年10月27日(土)~12月2日(日)
松坂屋美術館(愛知県名古屋市) 2018年12月8日(土)~12月24日(月・祝)
高崎市タワー美術館 2019年2月2日(土)~3月24日(日)
佐久市立近代美術館 2019年4月27日(土)~6月23日(日)

主催・協賛・後援

主催:長崎県、長崎県美術館
後援:長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、長崎新聞社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、NHK長崎放送局、NBC長崎放送、KTNテレビ長崎、NCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
協力:松尾財団、日本美術院
企画協力:産経新聞社

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