間島秀徳 Jackknifing "Kinesis"

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会 期
20170928日 -  20170930
開催時間
12時00分 - 19時00分
最終日17:00まで
クリエイター在廊

間島秀徳 9/29-9/30
塚崎美歩(企画) 9/28-9/30
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有 28,000円 ~ 8,000,000円(税別)
この情報のお問合せ
E-mail: stepsyoshioka@nifty.com(吉岡)
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
Steps Gallery
住所
〒104-0061 東京都
中央区銀座4-4-13 琉映ビル5F
最寄り駅
銀座
電話番号
03-6228-6195

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

間島秀徳 個展「Jackknifing "Kinesis"」をステップスギャラリーにて開催いたします。ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

■間島秀徳 個展「Jackknifing "Kinesis"」

間島秀徳、KINESIS。現場に残されたのは、ジャックナイフ。

深く、より深く吸い込む呼吸。海中へ頭を沈め垂直に潜行する。全体重が肩に乗れば水圧に押し返されることはない。自ずと深く、より深いところへと沈んでゆく。ひと呼吸が持続する限りの旅で水を裂くダイバーのからだはナイフに似る――ジャックナイフ。スキンダイビングにおける潜水方法である。
間島秀徳は、水を媒介とし、見る者を包む圧倒的な景を描いてきたが、近作では、感覚する身体のうちなる水にふれる作品を提示している。対象にふれるような触覚的視覚を中心に展開していたピカソ以降の近代絵画から跳躍してジャクソン・ポロックがドリッピングで描いたとき、その契機は視覚性に裏打ちされた〈無触〉への希求であった。肉筆でひと息、ひと息と重ねる筆触では時代のスピードを表現できない。間島の作品も〈無触〉の絵画であり、スムースに変容する水跡は、筆触の節をもたぬ無呼吸の絵画でもあった。
一方、ダイビングの世界では、人間は水圧に耐えあたかも水棲生物のように深く潜ってゆけることが証明され、この外界の拡張が内的世界をも拡げた。間島がこの現代の山水の水域に再びふれるとき、その触覚は〈無触〉の絵画を更新する。新しい身体性へ、絵画の新たな展開が始まる。(塚崎美歩)

作家略歴 まじまひでのり
1960年取手市生まれ。信州大学教授。86年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。00~01年、文化庁在外研修員としてフィラデルフィア、ニューヨークに滞在。

関連イベント

■関連イベント
9月30日(土)13:00~16:00 広瀬浩二郎(国立民族学博物館)×間島秀徳「無視覚流アート論 vs Kinesis~絵画を触楽する、制作者と鑑賞者の《気》の対話」
篠原聰(ユニバーサル・ミュージアム研究/美術評論 東海大学 松前記念館)
司会:塚崎美歩(美術評論 北翔大学学外研究員)要予約・ワンドリンク付500円
e-mail stepsyoshioka@nifty.com

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