開催時間 |
9時00分 - 18時00分
10月1日より9時30分~17時00分 ※入場は閉場の30分前まで |
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休み |
9月25日(月)、10月10日(火)、10月23日(月)
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入場料 |
有料 一般1,400(1,200)円、高大生800(600)円、小中学生無料 ※( )内は前売券および20名以上の団体料金 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料 |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
青森県立美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒038-0021 青森県
青森市安田字近野185 |
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最寄り駅 | 青森 |
電話番号 | 017-783-3000 |
19世紀、西洋文明との本格的な出会いから始まった日本の近代以降、洋画をめぐり画家たちが挑んだ夢と冒険をテーマに、日本、そして青森の近代洋画の歩みを辿る展覧会です。
未知の技法である洋画に挑むこと自体が冒険であり、技法の習熟が熱心に追求された時代から、洋画が社会的に認知され定着していくにしたがって、独創的な作風の探求が創作の中心となり、技法や表現におけるさまざまな冒険が試みられてきました。明治、大正、昭和、それぞれの時代に、画家たちは自らが理想とする作品の創造を目指し、その夢の実現に果敢に挑んできました。
本展では、茨城県近代美術館、栃木県立美術館のコレクションによる日本近代洋画の充実した作品群並びにフランス近代洋画4点を特別展示するとともに、青森県立美術館をはじめ、県内の美術館・博物館等が所蔵する青森県の作家たちの貴重な作品を展示します。
西洋伝来の洋画の技法に挑んだ画家たちの秀れた作品の数々により、日本の近代洋画が築かれていく過程を概観するとともに、その中にあって青森県の画家たちが、洋画をめぐり、いかにして自らの夢と冒険に挑んできたのか、その軌跡も併せて紹介します。
[見どころ]
■青森県立美術館が初めて開催する本格的な日本と青森の近代洋画をテーマにした展覧会
■展示作品数160点を超える充実した規模で、日本と青森の近代洋画の成り立ちを辿りながら、西洋伝来の技法を学び、理想の絵画を追求した画家たちの夢と冒険の軌跡に追る
■日本近代洋画を代表する画家たちの優れた作品群とともに、日本の近代洋画の成り立ちに深く関わる印象派などフランス近代絵画を特別展示
■青森県内の美術館・博物館などが所有する郷土作家の貴重な作品が一堂に
[出品予定作家]
※展覧会期間中、一部作品の入替があります。
日本近代洋画
高橋由一、チャールズ・ワーグマン、五姓田義松、浅井忠、二世 五姓田芳柳、久米桂一郎、黒田清輝、藤島武二、丸山晩霞、熊谷守一、児島虎次郎、小杉未醒、石井柏亭、坂本繁二郎、萬鉄五郎、藤田嗣治、小出楢重、中村彝、梅原龍三郎、安井曾太郎、国吉康雄、牧野虎雄、岸田劉生、須田国太郎、長谷川利行、川口軌外、木村荘八、児島善三郎、中川一政、北川民次、古賀春江、里見勝蔵、林武、前田寛治、東郷青児、岡鹿之助、佐伯祐三、岡田謙三、鳥海青児、小磯良平、三岸好太郎、海老原喜之助、斎藤義重、三岸節子、宮本三郎、山口薫、脇田和、松本竣介、麻生三郎、桂ゆき、元永定正、堂本尚郎
青森の近代洋画
松山忠三、羽場金司、福田剛三郎、葛城喜良、木谷末太郎、今純三、工藤信太郎、小林喜代吉、穴澤赳夫、田澤八甲、福田寛、棟方寅雄、奈良岡正夫、棟方志功、橋本花、福勢喜一、工藤正義、松木満史、黒滝大休、古藤正雄、鷹山宇-、阿部合成、石ケ森恒蔵、常田健、西村健次郎、石橋宏一郎、小野忠弘、小館善四郎、名久井由蔵、渡辺貞-、月舘れい、葛西四雄、佐野ぬい、豊島弘尚、村上善男、工藤哲巳
フランス近代絵画(特別出品)
ギュスターヴ・クールベ、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、ピエール=オーギュスト・ルノワール
[展示構成]
■プロローグ 紫の蔭
棟方志功の自叙伝『板極道』の中で、青森で夢中になって洋画を描いていた青年時代の回想にさりげなく登場する「紫の陰」という言葉を手掛かりに、日本の洋画の成り立ちとフランス近代絵画との関わりを紹介。
■第1章 明治 未知の技法に挑む
日本の洋画の黎明期を切り開いた画家たちを紹介。
■第2章 大正 洋画の創造
洋画が一定の地位を得始めた時代、西洋文明由来の技法によって日本独自の絵画一洋画を創造するという、壮大で困難な夢に果敢に挑んだ画家たちを紹介。
■第3章
昭和1 多彩な冒険の軌跡
明治の先駆者たちが洋画に挑んでから半世紀を経て、風景、静物、人物などそれぞれのモチーフで画家たちが繰り広げた独創的な表現の創造を目指す冒険の軌跡を紹介。
昭和2 時代の影
第二次世界大戦後、それぞれに時代と対峙した画家たちの作品を紹介。
昭和3 リセットと継続
戦後、国際的な美術の動向ともリンクしつつ、従来の枠を大きく超えていく画家たちの創作活動を紹介。
■エピローグ 青森の色と形/描かれた故郷
戦後、日本と世界、そして青森と東京の距離が縮まるほど、青森県の画家たちにとって、故郷の自然や風土は、より大切な創造の源泉となった。展覧会の最後に、青森県の作家たちの作品に見出すことのできる、さまざまな青森の色と形、そして、画家たちが描いた故郷、青森の風景を紹介。
■講演会「北東北美術 三県三様の近代」
講師:原田光(美術評論家)
日時:2017年10月15日(日)14:00~
場所:青森県立美術館シアター
入場無料
■美術館学芸員によるギャラリー・トーク
日時:2017年9月30日(土)、10月28日(土)各日14:00~
場所:青森県立美術館展示室
参加無料。ただし本展の入場券が必要です。
■油絵体験ワークショップ
油絵に興味があるけれど、油絵の具を使ったことがないという方を対象に、油絵の具に触れ、基本的な技法を体験するワークショップを開催します。
体験後は、当館学芸員とともに本展の展示作品を鑑賞します。
日時:2017年10月21日(土)10:00~12:00
場所:青森県立美術館 ワークショップA
定員:15名
※中学生以上。電話にて申込。定員に達し次第締切。
受講無料。ただし本展の入場券が必要です。
主催:日本と青森の近代洋画展実行委員会(青森県立美術館、東奥日報社、青森テレビ、青森県観光連盟)
協賛:株式会社ユニバース
協力:青い森鉄道株式会社、株式会社JR東日本青森商業開発
後援:NHK青森放送局、青森ケーブルテレビ株式会社、株式会社エフエム青森、青森県教育委員会
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