寺田鵬弘 個展「ちょっと手を抜く。」
会期: 2017-08-25 - 2017-09-03
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
開催内容
「大人になること」、それは「世の中の仕組みを理解すること」だと、若者に説いている自分がいる。
その「大人達」でさえ、近頃まるで「世の中の仕組み」が分からなくなっているというのに。
そんな日常に「彼」から届いたメッセージは「仕事は後回しにしてお茶でも飲みましょう。」−「彼」には欺かれない様に、お気を付けて。
アートマネジメントオフィス Ahoy!
代表 塚田 信郎、あずき
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寺田鵬弘は2014年に横浜美術大学を卒業し、その頃から現在のような真鍮やアルミなどの金属を使ったメカニックな作品を制作している。
スイッチが入り動き出すと、その軽快な動作は実にコミカルだ。思わずクスッと笑ってしまう。
「人間の基本って”ご飯を食べる””寝る””子作り”この3つ。今の人たちはこの3つを蔑ろにしていると思うんです。」
寺田はこう続ける。「ブラック(企業)って言葉が出来る前って、今よりもっとブラックだったと思うんです。僕はそれに対してアンチを示したい。」
コーヒーに入れたお砂糖をゆっくりとかき混ぜて
自分好みの温度に冷まして飲む 気をつけないと冷めすぎちゃうよ
頑張った自分をお祝いしよう!
今日は休みなのに・・・ 仕事の電話、早く切りたいなぁ
「いい大学に進学して、いい会社に就職して、一生懸命働いて・・・」
そのあげく休みの日も仕事に追われてしまう現代人。
彼の作品はゼンマイの動く音と共につぶやいている。耳をすましてみると聞こえてくるかもしれない。
私たちが見失いかけている「生きることの本質」とは何か。そしてそれはどこにあるのか。
ぜひ探しに来て下さい。
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