開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
月・火・祝
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
ギャラリーキドプレス/Gallery KIDO Press
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒101-0021 東京都
千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 204号 |
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最寄り駅 | 末広町 |
電話番号 | 03-5817-8988 |
ギャラリー キドプレスでは、4年ぶり3回目となる、阪本トクロウの個展「アウトライン」を開催いたします。
阪本トクロウは、2009年の初回の個展で銅版画での試みを発表いたしました。2013年の2回目の個展では、メゾチントを主とした、新たな試みに挑戦しました。そして、今回は、作家自身、初めての試みとなる銅版画とリトグラフの併用技法に挑戦しています。銅版画特有の繊細で味わい深い描線に加え、リトグラフの色面の鮮やかさやボカシ刷りの変化が、作品に一層の奥深さを与えて魅力的な仕上がりとなっています。
ごくありふれた日常の中から選んだイメージを淡々と抑制された表現で絵画を形成する阪本トクロウは、国内外のアートシーンで大変人気となっています。
それは、今ここにある世界で生きていることに対する、作家の真摯な制作姿勢の現れによるものです。
どこにでもあるような風景など身の回りのありふれたモチーフを使った作品の中で、観るものがあたかもその描かれた場の中で呼吸しているかのような可視感を憶えます。それは一度観たら忘れられないほどのインパクトを観るものに与え、忘れ得ぬ感動として人々に記憶されるのです。
今回の展示では、版画8点に加え、10点のペインティングを展示いたします。
ぜひこの機会に、阪本トクロウの静謐で奥深い世界をご高覧ください。
つきましては、貴社・貴誌におきまして本展の紹介のご協力をお願いできればと思い、ここにご案内申し上げます。
よろしくお願い申し上げます。
<作家の言葉>
私たちが生きている世界を、私たちはどのように見ているのか、という眼差しが作品を作る一つの方法になっています。
作品の多くは日常生活の中にあるありふれたものの組み合わせで作られています。
生活の中でいつも見慣れていて、普段何気なく過ごし、あまりに存在が当然なものに改めて目を向けます。
自分の内側ではなく、外側であり、周りにあるもの、自分の背景にあるようなものです。
自分を掘り下げていってもなにも出てこない。ならば自分の周りを描いていけば自分の輪郭、外周、シルエットが描けるのではないかというようなことを考えます。
中心はがらんどうな空っぽな輪郭が浮かび上がれば良いと思っています。
自らの中空、虚を積極的に意識し直視することが私の制作動機の一つになっています。
作家を囲んでのオープニングレセプション:2017年9月2日(土)18:00〜20:00