莫毅写真展「 研究 —— 紅 1982-2017」

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    会 期
    20170623日 -  20170719
    開催時間
    12時00分 - 19時00分
    休み
    休廊:日、月、祝
    入場料
    無料
    展覧会の撮影
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    info@zen-foto.jp
    03-6804-1708
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    禅フォトギャラリー
    住所
    〒106-0032 東京都
    港区六本木6-6-9 ピラミデビル208
    最寄り駅
    六本木
    電話番号
    03-6804-1708

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    莫毅写真展「 研究 —— 紅 1982-2017」
    会期:2017年6月23日(金) - 7月19日(水)
    オープニングパーティー:2017年6月23日(金)18:00-20:00 アーティスト出席

    禅フォトギャラリーは6月23日(金)から7月19日(水)まで、中国写真家・莫毅個展「研究 —— 紅 1982-2017」を開催いたします。禅フォトギャラリーでの個展としては4回目となる本展では、『有紅色的風景(赤い風景)』(1997年)、『紅色電線桿(赤い電柱)』(1997年)、『紅色閃光燈——我是一隻狗(赤いフラッシュ―私は1匹の犬)』(2003年)、『崇子的紅裙子——走過北京(崇子の赤いスカート―北京を歩く)』(2004年)、『有紅光閃現的洛里昂——關於那裡的德軍基地和西班牙要塞(赤い閃光のロリアン―ドイツ軍基地とスペイン要塞)』(2007年)5つのシリーズを中心に構成します。さらに、作家がインターネットから取り出し収集した歴史的事件のイメージや日常風景など、状況の異なる様々な「赤」のイメージをそこに加えることで、会場に集合体としての「赤」を現出させ、「赤」の意義、その象徴するものとは何かを観る者に問いかけます。

    時間は飛ぶように過ぎ、今日これらの作品を整理してみると、赤いフラッシュを使わずに撮ったストリートスナップが大量にあることを突然思い出した。1980年代から今日に至るまで、視界に入ってきた赤にことさら注目してきたが、中国において赤がもつ特殊性にも気づいた。他の国でも、革命や社会主義の時期に赤が広く使われてきたが、その時期が去ると赤はすぐに薄まっていった。だが中国では、春聯(新年に門の両側に貼るめでたい言葉の張り紙)や囍字(お祝い事に際して、赤い紙から喜びの字二つを切り抜いたもの)、爆竹などの民俗文化において、そして通りの看板、のれん、広告など街の世俗文化、さらに家庭で就寝時に使う布団まで、赤は大量にかつ恣意的に出現してきたが、それは政治性を帯びている。7歳のときに首に巻いた赤いネッカチーフ、文化大革命時に手から離さなかった『毛主席語録』、紅衛兵が皆つけていた赤い袖章、入団宣誓の時に面と向かった党の旗、リーダーが亡くなった時に死体にかぶせた赤い布、今日まで街から消えることのない赤い宣伝横断幕…。

    赤とは毛沢東時代の「革命」の記憶なのだろうか。それとも情熱、鮮血、戦争なのか。もしくは、目を通して起きる原始的な生理反応なのか。私の作品の中で反復して現れる「赤」——それは私が毎回選んだものなのか。それとも混沌の中の赤が、遥か昔に私を選んだのか。
    ——莫毅

    莫毅(モ・イー1958年チベット生れ)元サッカー選手、現在はフリーランス写真家。中国北京在住。作品はヒューストン美術館(米国)、中国写真と映像アーカイブ(カナダ)と広東美術館(中国)などに収蔵されている。中国現代写真における重要なアーティスト。

    本展覧会にあわせ、写真集『紅 1997-2007』を禅フォトギャラリーより刊行します。莫毅によるステートメントを英語、中国語、日本語(一部分のみ)で収録しました。ぜひ展示とともにご高覧ください。

    【写真集】

    莫毅『紅 1997-2007』
    21.5 x 15.3 cm | 152頁 | 2017年 | Zen Foto Gallery 刊行 | 上製本 | 中国語、英語、日本語(一部分のみ) | 5,000円(税込)

    本書では、『有紅色的風景(赤い風景)』(1997年)、『紅色電線桿(赤い電柱)』(1997年)、『紅色閃光燈——我是一隻狗(赤いフラッシュ―私は1匹の犬)』(2003年)、『崇子的紅裙子——走過北京(崇子の赤いスカート―北京を歩く)』(2004年)、『有紅光閃現的洛里昂——關於那裡的德軍基地和西班牙要塞(赤い閃光のロリアン―ドイツ軍基地とスペイン要塞)』(2007年)5つのシリーズの作品と、アーティストによるステートメント、作品年表を収録しています。

    関連イベント

    オープニングパーティー:2017年6月23日(金)18:00-20:00 アーティスト出席

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